山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」レビュー その17

「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」レビュー いよいよ大詰めでございます。
こんなに話が長くなるとは思わなかったです、正直なところ(^^;
どんだけ語り尽くしたいねんワシ。

さて、Disc5
勿論、どのDiscも素晴らしいのですが、基本、「Another morning, Another pillows」と被っていますし。
全曲リマスタリングされているとは言え、音のテイストがどれも「金属っぽいキンキン系の音」になっているので、コレは好みが別れるところでしょうなあ。
正直、ワシは苦手です。
「元の音源の音をよりクリアーにしてくれたらそれでヨカッタのに」(´・ω・`)ショボーン が正直な感想ですが・・・
まあ、終わっちまった仕事に関してアレコレ言っても仕方がない。
音質はともあれ、「楽曲が素晴らしい事」には変わりようが無いので、多分、「買っても損はない物件」ですよ>「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」

多分、結構熱心なバスターズでも「全シングル全部ちゃんと買っている」というヒトは少ないと思うんですよ。
もう入手不可能(に限りなく近い)シングルもあるワケですし。
ピロウズのアルバムだけ買って、シングルは買ってなかった、ワシのような「遅れてきたバスターズ」にとっては、とても良い買い物であると言えますね。

通常、ロックバンドのシングルって__あんまり旨味は無いじゃないですか。
アルバムからの「名刺代わり曲」がドーンとシングルに切られて。
カップリングには、往々にしてなんかイケテナイ曲のライヴ録音だったり、「え?なんでココでこの曲??」みたいな曲だったり、どうかすると「カラオケ」orzだったり。
「買っても大して良い思いがしない」のがシングルっていう印象なんですよね(ワシの場合)

ところがピロウズは。
シングルのカップリングにこそ名曲が隠れていて。
恐らくは、アルバムのカラーに合わないとか、シングル曲に添えてあってこそ映える曲とか、そんな事情で選ばれた楽曲達なんでしょうが。
「多作であるからこそ出来る技」という感じで、シミジミ感動しますよ。

だって、このDisc5だって、たった3年間くらいの間にリリースされたシングル(全12曲)ですよ。
この人たち、コレだけじゃなくてアルバムもこの3年間に3枚(全33曲)出して居るんですよ!
つまり、3年間でレコーディングされてリリースされた曲が40曲!!
コレってトンデモナイ事だと思いませんか?