山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」レビュー その10

まあ、「概ね良い仕事」なんですけどね>「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」のリマスタリング作業。
ヴォーカルとギターを前に出して、リズムを強調したこれらのミキシングは、曲の本当に目指すところを整理して見せた、と言っても過言ではないと思うですよ(※「like a love song」除く)

元々、ピロウズってCDの音質があまり良くないバンドだし(失礼発言)
って言うかワシ、元々音質ってそんなに求めてないんだよね(そんなに良いオーディオ機材もそもそも持ってない。追求すればキリがナイ世界だし)
そこそこの音質で聴けて、ライヴに出かけて「ガツーン」と来たらそれはソレで最高にシアワセなので(<基本的に安い女)

むしろ、良い楽曲に触れるという事がワシの中では一番大事な事であって、音質とかは二の次なんですよね。
だって、しょーもないクズみたいな音楽を、最高の音質で聴いてもしょうがないと思うし(そこでいつもワシは思い出す。阿蘇の「オーディオ道場」で、アイドル歌謡を大音響で聴いていたオタク青年の姿&そんな彼に思い切り妨害をしていた友人の夫君の姿)

でもこの、「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」収録の「ハイブリッドレインボウ」はなかなかの美しさでありますよ。
思わず泣いちゃった(はははは)

そして、そんなワシを試すような「LOSTMAN GO TO YESTERDAY」収録中、「最悪の音質の一曲」である「swanky street」のロンドンライヴ録音の話を今日は書きたいですね。
コレは、知っているヒトは知っている。
ピロウズ第一次解散の危機」(^^;だった思い出の地、ロンドンにピロウズが再訪して、その昔の借りを返すかのようなライヴを一夜限り行った。その記録であります。

もともと音源を発表する気がなかったのか?おそらくは、単なる記録用としてマネージャーが録音しておいてくれたモノのような気がします(つまり、「ちゃんとした機材では録音されてない」という意味)

ところがこの、「音割れまくり」&「ノイズだらけ」の凄まじい録音状態での演奏なんですが。
コレが、本当に素晴らしい演奏でねえ。
ワシ、またしても泣いちゃった(ははははははは)
本当に、「この記録を残しておいてくれてありがとう!」とお礼を言いたいですね(三浦マネに??)
続きは明日のココロだー。