山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

最近の演奏表現について気がついた事

先月のM-ON「Wake up!Tour@Shibuya O-EAST」生中継。
これで気がついた事を忘れないうちに書いて置こうっと(自分用備忘録)

声を大にして。
<B>「この日のベストアクトは『カーニバル』と『プライベート・キングダム』だったんですよ!」</B>

はー、スッキリした。王様の耳はロバの耳ー。
「どうせYouTubeにアップするんならこの二曲でしょう!?」と、ちょっと言いたかったので書いてみました♪

で、そのギターの演奏表現について。
ギターが変わった事でやはり、その表現も変わってきましたね。
それはこの三月のデリバリー・ブラッサムでなんとなく予感していた事なんですが。

そして去年の今頃も、ワシはボンヤリと予感していました。
「そろそろおセンチロックへの回帰があって然るべきだな」<エラソー
いや勿論、ピロウズはいつだって「おセンチロック」だったんですけど。
もっと号泣系の「泣きのロック」が来る筈だな__と勝手に予測していたのです。「Please, Mr.Lostman」から10年だし。

そしてそれがシングル「スケアクロウ」として実現した時は正直、嬉しかったですねえ。
で、この時にギターが変わって。
どうやらそれまでの「轟音系ノイズだらけのギター」という表現を脱ぎ捨てた感があったんですよね。
「うお、寂しー」と正直思いましたが(なんせ大好物だったものでね)、シングル「スケアクロウ」を聴く限りでは、その表現はもっとより深いものに変化してきた気がして(なんとなく感情に流された破れかぶれの表現ではなく、ちゃんと音の一つ一つに意味があるような表現__とでも言えばいいのか)
「面白いなあ」と思いつつウォッチし続けていたのですがね。
この生中継でその予感は確信に変わりました。

「ギターがなんてロマンチックなの!」(はぁと♪)

「シリアス・プラン」みたいな曲ですらロマンチックになっているんですよ(コレには思わず笑った)
「カーニバル」でのソロの重層な感じ。塗り重ねられたパステルのようなトーン。
「プライベート・キングダム」での、楽器の音それぞれが独立し、全パートが全く違うフレーズを弾きながら一つのアンサンブルのダンゴになって、爆走している感じとか。
本当に面白くてねえ。興奮しましたね。

そしてその表現の由来の一つに、実は、例の「つよがり」のカヴァーがあったのではないか?と気がつき、ぎょっとしました。