山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ボーダーラインを越える男 4

そこでフト、思いました。
「なんだ、コレは!?凄すぎる。この理屈から行けば、キーボードだろうが、シンセだろうが、オーケストラだろうが、一緒に音を出したとしても、決してこのギターの音は負けないって事になるのか??と、言うことは、もしかしたらこの先、オーケストラの音が入ったピロウズの曲が出てくる可能性もあるって事を意味するのか?この事態は??」

でもこの先、ピロウズがどんなバンドになって、どんなふうに音の表現を変えてくるか?なんて事は1ファンであるワシには全然判らないので、この考えはなんとなく「保留」にしてました。

そしたらさあ、あの11月の福岡大学の学園祭でのセトリ。
つまり、「ピロウズ第三期後半の総括」とも言えるラインナップだったので、アレを体験した直後、「彼らは次のステージに行くつもりだ!」と確信しましたね。
(2006年11月2日の山麓日記帳参照の事)
そしてソレはこの夏からなんとなく感じていた、「おセンチロックへの回帰」みたいなものを確信へと代えました。

その後、エイベックスへの電撃移籍。
そしてシングル「スケアクロウ」の発売。

この「スケアクロウ」を最初に聴いたのは、ミスチルとのZepp Tourで。だったのですが、二度目に聴いた福大祭で、判りましたね。理解しました。
「あ、コレはメンバーに宛てた強烈なラヴレターだ」と。
だって「聞こえるだろう?相応しい音楽が」なんて、他に言う相手が居ないじゃん?

でもシングルとして発売になって、スタジオ録音となって現れて、またしてもワシは彼らに驚かされます。
いっつも驚かされる。毎年毎年驚かされる。
そして、その度に「今年はサイコーだな!」と思わせて貰ってます。
それがピロウズですね。だからファンなんですね。

その驚かされた事とは↓
「ストリングスが入ったアレンジになっていた」事

「ひえーー、ストリングスが入っている??!」と最初はひっくり返りましたが、何度も聴いて見ると、なんともこのストリングスのアレンジが「品が良い」んですね。
「イヤな感じ」「泣かせよう!盛り上がらせよう!!」なアレンジではないんですよ。

控えめだけど気持ちのいい音&アレンジ。
「へー、打ち込みかしら?妙に生っぽいんだけど」と思っていたのですが、その後、真鍋代表自身の解説で詳細が判明。

あれ?この話し、終わらないねえ。いつまで続くんだか。
とりあえず、明日に続く。