山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ナントカ還元水

ナントカ還元水」って本当の名前はなんだったんでしょうね?
もういっその事、「ナントカ還元水」を正式な商品名にしちゃえばいいのに。もう宣伝はばっちり行き渡ってますからね。
いや、ふざけて書いているんじゃなくて、マジでそう思うんですよ。

昨日、タマタマ読んだ本にこんな事が書かれててね。
「ふーん」と感心したんだが↓

「自殺者はつねに人に知られたがっている」
(「湖水に消える」ロバート・B・パーカー著・菊池光訳)

「おお、その通りだわ!!」パシ☆と自分の膝を叩くワシ。
自殺する人って、一人静かに雪山に登って行って、ひっそりと実行する__というタイプは少ない気がしますね。
普通は、大騒ぎして電車を止めたり、スグに発見できそうなシチュエーションだったり、なんかしらの思わせぶりな手がかりをわざわざ残して出かけたりして、しかる後、実行する人が多いよう気がします。
「最後の自己存在アピール」なのかもしれませんが。
そのせいか、いつも「自殺」と聞くと、「目立ちたがりな人だなあ」とウンザリさせられてしまうんです。

「もっと大人しく、粛々として死ねんのかいな、コイツラ」と思うんですが(冷血)
でも「自殺者はつねに人に知られたがっている」という一文に触れて、目からうろこでした。
正に的を射てますね。

「人に知られたいから死ぬ」って、
「人にカワイソウと思われたいから死ぬ」とも言い換える事が出来るかもしれませんね。

「ああ、そんなに苦しんでいたのか、可哀想に」
「ソレに気がつかない私がバカだった」
「そんなに深く考えた末に自死したとは、そんなにも心優しい賢い人だったとは、うう、私は自分が恥ずかしい」
とかなんとか。

自殺する人って、自分が死んだ後に残った人たちがそうやって悔やんで涙にくれるてくれる__とでも思っているんだろうなあ。
残念でした。

ワシなんか義弟が自殺した時は怒りのあまり、ヤツの骨をハンマーで砕いて生ゴミと一緒にゴミ収集車に出してやろうかと本気で思うくらい頭に来たわよ!!
もうね、奴の考えが、甘えたくれた腐臭を放つ、自己愛しかないその思考世界が、手に取るように判ったので、心底腹が立って仕方なかったのよ。

本当に優しい奴が、自殺なんかして、なんもかんも放り出して人に尻拭いさせて平気なもんかね。
生きているうちにも人に迷惑しかかけなかった性癖は、死んでも治らないって事ですよ。