山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

猫同士の関係は?2

んで、昨日の話の続き↓

「ジュエルvs珊瑚」
珊瑚にとってジュエルは「育ての母」である(生まれ月が3ヶ月ほど違うだけなのに)
足が悪くてうまく動けない&排泄も思うようにできない珊瑚のお世話を、
ジュエルはつきっきりでしてくれた。
前回の子育てでクルはすっかり疲弊していたらしく(?)、珊瑚のお世話に一番熱心だったのは
ジュエルであった。勿論、その部分には感謝もしているが…
(なんかジュエルの存在ってムカツクのよね、ワシ。ジュエルの態度が終始一貫、
「女王様」なのがその理由。人間犬猫まとめて睥睨してやがるし)
足が動かない珊瑚はクルにとっては「猫とは思えなかった」らしく、よくクンクンと匂いを嗅いでは、
「コイツ猫だよ!しかも生きているし!!」とよくビックリしていたものだった。
(その部分は甚五郎も同じ反応だった)
その点においては、ジュエルの態度は実に立派であった。
ジュエルを育てるのは、ジュエルを拾った当時、まだ小学六年生だった長女(@夏休み)
に任せていたのだが、性格の育て方に問題はあったにせよ(大事にしすぎて甘やかし放題)
ちゃんとジュエルに母性は伝承出来たんだから、
まあ、この部分では長女の「子(猫)育ては大成功」と言える気がする…

「甚五郎vs珊瑚」
すごーく変な話しなんだが、この両者、実は仲が良い。
甚五郎は「猫社会では生きて行けないくらい」の心に傷を持つ「ハンパ者の猫」であるし、
珊瑚は「下半身が動かない障害を持つ猫」であるのに、何故だかいつの間にか仲よくなった。
甚五郎はとにかく人も猫も「皆、イヤ!皆、敵!!」な猫なので、
自分の近くにクル以外の「生きているモノ」を寄らせるのを極端に嫌う猫である。
でも珊瑚はそんな事情を知らないから、ズリズリと甚五郎に近づいては自分がジュエルに
やってもらって嬉しかった毛繕いペロペロを甚五郎にもやってあげたりするのだ。
すると甚五郎も最初は、
「なんだ、コイツ!気味が悪っ!!」とギシャーと耳を伏せて威嚇していたりしたが、
珊瑚に敵意は無いと判ると毛繕いさせるようになり、いつしか珊瑚もジュエルにじゃれるように
甚五郎にじゃれついて、いつの間にか両者仲良くなっていたという…

「この4匹の組み合わせだからこそ、多猫飼いが上手く行っているのかな?」とも考えたりする。