山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

タイガー&ドラゴン

昼に、夕べ撮りおいておいた、ドラマ「タイガー&ドラゴン」を観る(<ホラ、夜はスグに眠くなっちゃうから)

「そういやあ、そんなタイトルの唄があったよねえ?」と思いつつ観たら、ビンゴ。
クレイジー☆ケン・バンドの同名の曲がテーマソングだった。
(♪オレのっ、オレのっ、オレの話を聞け???、5分だけでもイィイ?♪という唄)<実はクレイジー・ケン・バンド好き。

まあ話は「ギャグが言えない、話が全然面白くないヤクザ」(TOKIO長瀬智也)が借金の取り立て中、たまたま入った浅草の演芸場で落語に触れていきなり「笑いに開眼」
「弟子にしてくれ!」と落語家に弟子入りし、なんやかんやあって、その落語の世界がイヤで逃げ出した男(V6の岡田クン)と知り合い、なんとなく行動を共にする事になる・・・というお話。

別にお話(ストーリィ)に特別な仕掛けがある訳でもナイし、「まー、そんな話もあるよねえ」「聞くよねえ」というレベルの内容な気もするのだが、何故か抱腹絶倒。
脚本の宮藤官九郎の「役者の素を生かしつつ役に馴染ませる手腕」は相変わらず確かなもので、「IWGP」「木更津キャッツ☆アイ」「マンハッタン・ラブ・ストーリィ」同様、「あるある、こんな事!」と言いつつギャハギャハ笑ってあっという間に時間が過ぎてゆく。
上手いなあ、クドカン宮藤官九郎)。

長瀬智也自身も普段のアイドル写真の撮影時(ソレが本業)に、白いカラー(花)を束ねて背負って写った後に、
「あれ、花だったの?ネギかと思った」という伝説があるだけの事はある男で、その劇中の「冗談の通じ無い男さ加減」も見事に演じていた気がする。

タイガー&ドラゴン」というタイトルの割には、肝心の岡田「ドラゴン」君があまり話に絡んでこなかったのはチト残念だったが(物語の周囲でヒャイヒャイ言いながら騒いでいるキャラ)、テレビドラマにしては破格に面白かった。

そう言えば、一昨年は、「マンハッタン?」を心の支えに一週間過ごしてたっけなあ。
なんとも観ているウチにおかしくて楽しくて、見終わった後も「あぁ、今日も面白かった」といい気分で床につく事が出来た希有なドラマだった。
(実はワシは「ドラマ」というモノを殆ど観ない。数年に一本ぐらいの割合でハマル物に行き当たる)

夕方からは家族で新年会。
カラオケで熱唱家族。