山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「ちりとてちん」見てますか?

あ、あともう一つ。
「受信料払っててヨカッタ!!」て最近思ったのは、今の連続朝のテレビ小説「ちりとてちん」の爆弾級の面白さね!
コレ、本当に面白いドラマやわぁ?。

この、殆どドラマを見ないワシまでが、毎朝夢中になって見てますよ(で、泣いたり笑ったりたった15分のドラマだというのに、朝から忙しい<しかも出勤前)

前回のNHK大阪のドラマ「芋たこなんきん」も泣いて笑って素晴らしいドラマだったが、この「ちりとてちん」も素晴らしいわぁ?。
ワシ、NHKに今の今まで(何十年間も)投資してきた甲斐(投資だったんだ!!<自分で自分に驚)があったってもんだわ。

ここ最近は、主人公B子の「脇役の恋」っぷりに感動してしまうですよ。
切ない演技も巧いなあ、貫地谷しほり
風林火山」のみつ役で最初にこの子を見たときに、「若いのに演技が巧いチャーミングな子だなあ」と思っていたんだが、こうやって毎朝見られるとなると__眼福ですなあ<オヤジ臭い意見

あと、地元の友達=鯖子(順子)の役の子も演技が巧い。
堂々たるおばちゃん演技っぷりを炸裂させている、「お母ちゃん」の和久井映見の演技も素晴らしい。

そしてセット内の小道具の気合いの入り具合とかも素晴らしいですよ。
落語家さんの師匠の家の書棚には町子センセイ(前NHK大阪の朝のドラマ「芋たこなんきん」の主人公)の著作が置かれているし、スナックの名前は「アムール」(「芋たこなんきん」に出てきた店と同名)
ちょっとした演出に気が利いてます。
登場人物の服装や人となりに、小物や持ち物がちゃんと違和感なくコーディネイトされているし。
下手な日本映画よりよほど手間暇がかかっていて、丁寧に作られていて好感度が高いです。

特筆すべきは脚本の緻密さと用意周到さ、ですね。
しかもその枠の中にガチガチに収まっているダケでもなくて、「この話、ナニカに繋がるの??」と見ているコッチがハラハラするような場面にすら、ちゃんと納得のオチをつけるという__日本のドラマではなかなかお目にかかれない系のアクロバチックな荒技も見られるし、言うことナシ!!ですよ。
先日気がついたんですが、このドラマ、演出家は女性なんですね。
女性の脚本で女性の演出で、こんな丁寧で泣いて笑えるドラマが朝から見られるなんて。
「素晴らしい世の中になったもんだ」と思います。

まだ未見のお方は是非とも。今ならまだ間に合うかもしんない。