山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

虹のヴァレンタイン・デイ

まだ、ちびっと悩んでいる。
でも、散歩。犬車。
子鬼が「海に行く」と言い出して、ホントは「山コース」のつもりだったが、急遽バス通りを渡って左に折れ、海岸を目指す。
温室犬が飼い主に甘えていた。
思わず飼い主さんに、挨拶するワシ。

海岸は海が美しく青く輝き、カモメ、ユリカモメ、ウミネコが波打ち際にポツポツと浮かんでいる。
砂浜には打ち上げられたハリセンボンの死体が10体あまり。
去年に比べれば格段の少なさ(去年は海岸線が真っ黒になるくらいハリセンボンの死体が打ち上がっていた←暖かい海流に住むハリセンボンは、冷たい海流に出会うとショックで死んでしまい、日本海側の海辺に打ち上げられるという理由らしい)

子鬼、コートで着ぶくれて、その下にはタイツの足がひょろひょろと伸びている。
なんだか、大昔の抱き人形のような体型。
チェックのフード付きネルシャツのフードを被っているので、「森のこびとさん」のような顔。
ほっぺを真っ赤にして砂浜を元気に走り回っている。

家に帰ってきたら、干していた布団が取り込まれている。
ダンナが「雨に遭わなかった?」とワシに訊く。いや、全然。
家の周囲は降ったらしい。
でも、その後はピーカン。
お昼ご飯前に再び布団を干す。
思いついて、客用布団も圧縮袋から出してカバーを掛け、日に当てる。
実はこの週末、「第三回山麓オフ」
掃除も気を入れてやりたいのだが、昨日の凹みでイマイチ気合いが入らない。
ボチボチ客室の掃除をしていたら、一転にわかに空が曇り、雨が降り始めた!!
慌てて客用布団3組+家族の布団2組を取り込む。
取り込んだり干したりまた取り込んだり(--;で、ワシグッタリ。
気を取り直して午後からは陶芸。
ダンナが「ついでにビデオ返してきて」とワシに頼む。

行ったら行ったで楽しい陶芸。
おしゃべりして笑いながら作陶。
帰り道、ビデオを返して帰宅途中、ルームミラー越しに巨大な虹を見る。
見事なアーチ&色。
足下までくっきり見えて、虹越しに見える風景が七色に輝いている。
ストーンズの「color of your mind」の世界。
思わず車を止めてLOMOで写真を撮る。

家に帰るとスーパーの宅配さんとせちたろーが、「ナンテ見事な虹!虹がこの家のま上にかかっていて素晴らしかった」と絶賛していた。
ワシも虹に向かって帰宅したのだった。
虹のアーチの真下に建つ家。