山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

笙野頼子を読むと、脳味噌がコネられる

ダンナが「一緒に天神に行こう」と誘うので、
「え??雨降っているし、子鬼抱っこして傘さして天神歩くのイヤダー」と抵抗したが
「昼ご飯を食べに行こう」と食い下がるので、付き合う。
用事を済ませてお目当てのラーメン屋に行くと、「社員研修でお休み」
ワシらの前にいた女の子二人組が「ざけんなよー。休むなよー」と張り紙に向かって毒づいていた。

で、近くのオムライスが美味しい喫茶店へ移動。
ワシはこの店は10年ぶりくらいではナイか?(ダンナは時々お昼を食べに来ているらしい)
雑居ビルの地下一階の店。
「昔、こんな風に地下に潜っていった先に、店の中に川が流れてて滝まで落ちてて、竹と草葺きで作られたコテージまで建つ、ジャングルみたいに植物が生い茂ってたレストランがあった」事を思い出す。
「ねえねえ、あったよねえ」と思い出した店の様子をダンナに話すと、
「ああ、あったあった。何処だったっけ?この近くだったよねえ」と言う。
確か、香港風の焼きそばが美味しい店で、店の内装の雰囲気が「ポリネシア風」(?)だった。
「なんか、ハワイにあるような(ホントにあるのカ?)店だったよねえ?」
「今の不景気な世の中じゃ、あんな店があったのが信じられないよね」
「なんか、ジャングル・クルーズ・レストランってカンジで」
「魅惑のチキ・ルーム(爆)」

しかし、ワシらの現実のお昼ご飯はオムライスとサラダ・スパゲティ。
昔はこの店、ホントに「オムライスしかナイ店」だったのに、「石焼きビビンバ」まで出していた。
子鬼、「う。オイシイ!!」とオーバーに喜びつつ、バクバク食べる。

夜、笙野頼子の「説教師カニバットと百人の危ない美女」を読む。
こんなに面白い本があるのに、ナンでコレを原作にした映画を撮らないのだろう!?
このコワレさ加減、破れかぶれ加減。喧嘩の売り方(?)
実に実に、近代的映画向けの題材。
takaさんお薦めの三島由紀夫賞受賞作、「二百回忌」も読む。
コチラはまだ(「まだ」なのカ!?)、「普通の小説の形態をとっている」ので、「初心者でもイケル」はず。
筒井康隆とか好きな人もオッケ?か?な??

ワシは最初に読んだのが「てんたま親しらズどっぺるげんげる」だったので、もう、イキナリ、「腰を抜かしてしまった」ガ。
ワシも年をとったら「巣鴨こばと会」のオバサマの様になるのだらふか?(あ。マタ、コワレかけてる。意味不明だし。トートツだし)