GyaOで面白いドラマの配信が始まりました。
普通、洋物ドラマと言えば、アメリカかイギリス。せいぜい、フランス、カナダ、時々北欧って感じですが。
なんとこの「バビロン・ベルリン」はドイツのドラマなんですね。
ヒットラー台頭前夜、ワイマール共和国時代のドイツ・ベルリンが舞台です。
魔都ベルリンに巣食う陰謀、犯罪、汚職、貧困を扱った基本サスペンスなのですが。
とにかく話も面白いけど美術がすごいんですね!
1929年ベルリンのキャバレー文化とかがものすごく力強い筆致で描かれてまして、すっかり魅了されました(゚∀゚)
一般人が住んでいる住宅もすごい(語彙力 壁紙が見事にアールデコでびっくりする)
貧乏人の住んでいる阿片窟みたいな粗末な家もすごい(語彙力 気合の入った貧乏表現が容赦ない)
画面構成もロシア構成主義っぽかったり、イタリア未来派っぽかったり。
当然、巨匠フリッツ・ラングにインスパイアされたとおぼしきショットもあったりして、ワシが悶絶(フリッツ・ラング大好き!)
魔都ベルリンを暗躍するソ連の共産主義工作員、心に傷を追った警官、その細い肩に家族全員の生活全てがのしかかっている少女、地下ポルノ映画を撮影している謎の人たち、キャバレーの歌姫は性別不明…
まだ2話までしか配信されてませんが、面白い!こんなに海外ドラマで面白かったのは「ダウントン・アビー」以来よ!!
無料配信だし、始まったばかりなので、見るなら今よ!