山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

太閤が睨みし海の

「太閤が 睨みし海の 霞かな」 正岡子規門の俳人・青木月斗の句ですが。
今日はそこへ出かけてきましたw

目的地は太閤秀吉が朝鮮出兵のために建造した巨大な名護屋城の城跡です。
今は立派な博物館(入場無料)も建ってます。


※おりしも「唐津くんち」の真っ最中。
いつもは展示場に格納されている曳山のみなさんが小学校の校庭に勢揃いしてました。
日光の下で見る曳山は立派でした。


名護屋城址の石碑は揮毫が東郷平八郎(もす!!)元帥。大正15年造だそうです。


※お天気が良くて、壱岐が手に取るように見えました。対馬まで丸見え。すごい眺めです。
とにかく広大で立派で、大阪城がまるごと引っ越してきたかのような往年の豪華さの面影が残ります。
ここの天守閣には金箔が貼られた屋根瓦が張り巡らせれたんですよね。
海辺の金ピカのお城。凄まじい眺めだったでしょうね。


名護屋城博物館のロビーには鷺チェアがおいてありました。昔、我が家も使ってた懐かしの名作ソファです。
張り地が紫色のビロードでおっしゃれー。
この博物館やたら立派で使っている材料やディテールが前川國男感バリバリだったので、家に帰って調べたら、やはり前川事務所が設計でした。