山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

保健婦さんズが家に来る

仕事が休みだったので、家で電波状況が極悪なのと戦っておりましたら(PM2.5の濃度が高かったり、空気中に黄砂が降ってたり、高温でホコリが舞い上がっていたりすると電波が入らなくなる)
下からなんだか人が呼ばわる声が聞こえてきます。

「はーい?」と二階の窓から顔を出しましたら、自転車に乗ったご婦人が二人…

「…?宗教の勧誘なら徒歩で日傘だもんな?」
と思っていたら、なんと市の保健婦さんズ。
「はい、ただいまー」と階下に降りて行くと、保健婦さんズ国民健康保険加入者で、市の無料検診を受けてない人を訪ねて周り「検診を受けてください」と市内を巡回しているそうで。

「まあまあ、ご苦労さまです」とご挨拶して。
「実はカクカクシカジカで二年前にガンで手術をしまして。まだ投薬治療中の身の上なのでございます」
と事情を説明しましたら、保健婦さんズの顔色が( ゚д゚)ハッ!と変わられまして。

「というわけで、市の無料検診は受けてないのでございます…」
と話し終えますと、保健婦さんズは、
「それはそれはお大事になさってください。無料受診の人数がある程度集まらないと国からの補助が打ち切られてしまうので、私達も一生懸命なんです」
とおっしゃる。

…そうねー(^_^;)
そこでワシはハタと思い出しました。

「しかもうちはもう、国民健康保険では無いのです…6月から切り替わってまして」
と事情を話すと、保健婦さんズは更に「(´゚д゚`)アチャー」な表情になり。
「お、お邪魔しました!」とアタヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノフタと自転車で帰られて行かれました…

「ご苦労様でした、お気をつけてー」とお見送りすると、保健婦さんズは「ここ、いいところですね。静かでなんだか爽やかで、とてもいい場所」
とお世辞を言われながら去って行かれました…

「壁の工事が済んでて、2階の破れ障子を外してカーテンに架け替えててよかった…」
ワシは時として見栄っ張りである…