山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「俺物語!!」を読む

以前、テレビで紹介されていたマンガが気になっていたのでTSUTAYAでレンタルして来ましたよ。
それはコレです↓
「俺物語!!」


それで感動して泣いちゃうわけですよ、52歳なのに( ;∀;)胸がキュンキュンするわ〜〜←キモイ
人が人を好きになることの基本がよく描かれていて…
「なるほど、日本における恋愛モノは女流作家に任せておけば絶対間違いはないな!!」
という源氏物語から連綿とつながるこの国における「恋愛の機微」の表現における基礎の基礎を思い出させてくれまする(^^)ノ

世の中には確実に「いかつい男が好き」という女子は存在するんですよねw
実はワシもそう。
若い頃から「好きなタイプはモンスター系」と公言して憚らない人生でしたので。このマンガの主人公、「剛田猛男(ごうだたけお)」はまさにドストライク!ですわ。
こんな大きくて力強い、心優しい男らしい男と…ワシも若いころにちゃんとした恋愛をしておけばよかったなー(*´ω`*)←更にキモイ

なので、この主人公猛男を「カッコイイ」と素直に夢中になってしまう大和(やまと)ちゃんの気持ちがものすごくよくわかります。
あと、猛男の幼馴染みである超絶美少年の砂川の姉ちゃんの気持ちも痛いほどわかります。

この辺の周囲の女性の描き方に愛と共感が込められているのもこの漫画の優れているところですね。
猛男の事を「連れて歩くにはちょっと…」と( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` ) しちゃう大和の高校の友だちにも。
ちゃーんと猛男の魅力、素晴らしさが伝わるシーンも用意されている。

それを決して深刻になること無く、基本コメディで。
でも、恋の基本を織り交ぜつつ。
力強く語ってくるこの語り口に、この初老のワシですら紅涙を振り絞ってしまうのでした(;_;)

「大和 明日も会おう なんでもない話を日が暮れるまでしよう」
まさに、これが。これこそが恋の境地なんですよね…
珠玉のセリフも多くて、
「大和 ありがとう 生まれてきてくれて オレの目の前現れてくれて ありがとう」

…もうおばちゃん、涙腺が大決壊よ…!!