山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

捻挫姉妹(母娘)

養護の先生と話していると、次女松葉杖で登場。
体操服姿のまま、シーネ(取り外し可能なギブス)を装着している。
「バカチンやね。体育の事業中にふざけて跳び箱から飛び降りるからそんな事になるんだよ。つい夕べ、先生が修学旅行前に足を骨折とかしたら残念な事になるから注意してねって言ってたんだよあはははって自分で言ってたのに。このままじゃ修学旅行にも行けなくなるかもしれないよ」
と、親としてちょっとお灸をすえる(教育上配慮)

「修学旅行に行けなくなるかも」とワシから聞かされた次女子、みるみる目に涙のプールが溜まっていく。
担任の先生に、
「修学旅行はみなさんのご迷惑になるので諦めようかとも思いますが、どうでしょう?」
とご意見を伺う。
すると、担任の先生
「フィールドワークは無理でしょうが、本部待機という事でなら参加できるのではないでしょうか?是非参加なさってください」
とおっしゃる。
「本部待機で皆と一緒に歩けないだろうけど、それでもいいですか?」
と次女子に訊くと、
「うん。」と健気に頷く姿を見たらなんとも可哀想になってしまうワシ。

<B>おバカな子ほど可愛いのです</B>

「それじゃ、みなさんにお手数をかけたり助けてもらったりすることが多いと思いますが、それでも参加するんですね?」と訊くと、
「はい」と次女子。
担任の先生に頭を下げて、
「色々ご迷惑をおかけすると思いますが、どうかよろしくお願い致します」
とお願いする。
「本部で校長先生と差し向かいだろうけど、それでも我慢してね」(次女子が校長を嫌っているw)
と言うと、再び目に涙のプールが(^^;

一応、月曜日の朝に次女子を外科に連れていくことにして、
「月曜日は遅刻します」と担任に宣言し、学校をあとにする。
別れ際、振り返って見ると次女子は同じクラスの男子と女子に助けられながら階段を登っていた。
「クラスの子にはお気の毒なことだが、よろしく頼んだすまん」と心のなかで手をあわせて家に帰る。

夜になって長女子帰宅。
シーネ姿の次女子を見て、
「もう、バカチンやね!しかもお姉ちゃんと同じ左足て…痛かったろうに、可哀想に」
と言いつつ頭をナデナデしてあげているw
同じ怪我を同じようにうけたもんね(^^;
次女子はうれしいらしく、俯せになってゲームをしながら足をパタパタさせていた。
ワシが散歩中に捻挫したのも左だったw