山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

修学旅行の思い出

おっと。やっと涼しくなってきたと思ったのに、ココ数日また暑いですな。
夕べは寝苦しくて、久しぶりに窓全開で寝たのですが、それでも汗みどろでした。
いつもならこの季節、や、真夏でさえも。
夜になれば、山から冷たい空気がどーーと降りてきて、寒いくらいでとても窓なんか開けてられない筈なんですけどね。

さて。ボー然としている間にも時は過ぎるワシは老いる。
次女子がもうすぐ修学旅行なんですけどね。
九州ではおおかたの小学生の修学旅行の行き先は長崎なんです。勿論、ワシも小学生の頃、長洲(熊本県)からフェリーに乗って有明海を渡り、長崎に修学旅行に行きましたよ。

当時の長崎水族館(今は「長崎ペンギン水族館」なのかな?)でお弁当ののり巻きとチキンのあぶりやきを食べながら、当時飼育されていたコウテイペンギンの「フジ」を見ましたよ。
自分のために自分がリクエストした弁当を早起きして作ってくれた(実はこの時だけの出来事だったんだけどw)両親の愛情を感じながら、大好きなペンギンを見た、幸せな記憶です。

コウテイペンギンの「フジ」は一羽だけとりわけ巨大で。
小学校低学年の子供くらいの大きさがあって、「中に人でも入ってんじゃないの?」と思うくらいの存在感でした。
沢山の他の種類のペンギンに取り囲まれて、「フジ」はただ一人、「ジー」と佇んでいましたね。
その事を強烈に覚えています。
(今ぐぐったら、「フジ」は大洋漁業捕鯨船団から贈られた個体_さては南極海で暇つぶしに捕獲されちゃったかな_で、1964年から1992年までの28年間飼育されてたんですね!鳥類は長寿だなー)

いやそれよりも。
ワシが書きたいのは、原爆資料館の話ですよ。
ワシが修学旅行に行ったのは1972年の秋。
原爆投下から27年<B>しか</B>経ってなかったんですね。
当時の展示物はそれはそれは強烈でした。

中でも、「それは原子爆弾とは直接関係ないのでは?」と思えるような「なんたってインパクト優先」みたいな写真パネルの展示(無脳症の赤ん坊の術後写真)もあって、結構トラウマになりましたね。

「アレを覚えている人って居るのかな?」とちょっとぐぐってみたら出てくる出てくる。
「あの写真で同級生が吐いた」とか「夜、眠れなくなった」などの証言が続出。
うーん、みんな覚えているんだなあ…今は展示してない(さすがに)ようですが。