山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

老犬ボイスvs台風

台風が来てた日のコト。
ボイスがですね、ウッドデッキの上で「どたー」と横になっておりました。
2年前に我が家を大改装した際にウッドデッキにも屋根を付けたのですが、いくら屋根が付いているとは言え、台風…
家が揺れるくらいの風が吹いているので、さすがに雨が降り込んでおります。

見るとボイスはマジ寝。
ボイスが寝ている寝室のアルミサッシ側近くは、まあ、雨の降り込み方が少ないとは言え…
触ってみますと、ボイスの毛先に雨の粒が玉々になってて朝露のようになってます(ーー;

「コレは…毛の油が水をはじいているって事か?」
と更に触ってみますと、毛先は濡れているのに奥地は濡れていません。
「ふーむ。子犬の時から大雨や雷を怖がらない犬だったが、こうも動じないのはもしかしたら老人ボケか??」
と思いつつ、ボイスをジーーーーと見つめていますと。

ボイス息をしてない?(ーー;

驚いて思わず、「ボイス!?」と揺り起こすと、さすがにボイス目を開けて、
「ああ??ん?母ちゃん、何か用ですか?眠いんですけど」
という表情でワシを見上げます。

「あ。いや、雨に濡れているけど、いいの?玄関に入ろうか?」
と言いますと、ボイス、
「いや、涼しくて気持ちイイんで。このまま寝かせてください」
と言います(ワシには聞こえる)
ボイス再び瞼を閉じて、「くーー」と眠り始めました。

「呼吸してない」と見えたのはいつもとは呼吸で上下している場所が違ったからなのでした。
いつもは、肋骨の下あたりが上下しているのですが、この日は後ろ足の付け根部分がかすかに上下しておりました。
しかも、呼吸が浅いので見誤ったようです。

「ボイスも老犬だもんなあ。でも、本犬がこれでイイって言ってんだからこのままでいいのかなあ」
と思いつつ、ボイスがいつでも好きな時に玄関に退避できるように玄関のドアを全開にしておきました。

台風の日も仕事だったんですけど(苦笑)
台風の日なのに客が来る!しかも老人が沢山!!(^^;
そこに凄く驚きました。

仕事を終えて家に帰ると、ボイスが玄関マットの上で寝ておりました。
「なんだ、玄関に入ってきたんだ」
すると夫が、「ボイスに『入るか?』と声をかけたら走って入ってきたぞ」と言います。
「しかも入って来て、身体の水を振るから玄関中が水浸しだよ!」と夫。