山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

1/29 ZeppFukuoka その6

アンコールでは。
真鍋代表、ステージ上手に行ってサービスサービス。
膝をついて激しいプレイを続けております。
時折、ギターを掲げて観客に差し出したりコブシを伸ばしたりしている気配。
ギター男子とか真鍋代表ファンとか、たまたまその場に紛れていた人とかも巻き込んで大騒ぎになってます。
ギターを触ったりグータッチをしている人もいる模様。
「ウラヤマシイ?」(;´Д`)

勿論この瞬間、乱暴にギターに触ったり無礼な振る舞いに出る人は居ません。
尊敬を込めて、「この音に、輝きに触れたい」と指先を一生懸命に伸ばして、そっと触れるだけです。
ケイオスのヘッドストックに触れる事が出来たなら、あの驚異的に長いサステインがブルブルとギター全体を震わせているのが指先の骨を通じて体全体で感じられるんでしょうね。

「なんか、いいんだよなぁ?」
演奏者は観客に感謝して自分を捧げている。
観客は「恐れ多い」という位の気分で、演奏を讃えこの瞬間に感謝している。
なんとも美しい眺めです。

演奏が終わってマイク前に戻ってきた真鍋代表、ピックを取り、何故かワシにガッツリ目を合わせてきて、ピックを差し出しながら、
「コレ、あげるね」
って<B>ワシに</B>言ったんですよ。

目が合っただけでも心拍数がこの瞬間、ワシの人生最高値をマークしたと思いますのに、なんでそんな事、言うんですか!?
この汚い50絡みの田舎のオバちゃんにそんな事言わないで下さいよ!声なんか掛けないで下さい!
少女みたいに胸がトキメクじゃないですかー!!(叫)

でも、浅ましいワシは、思わず、
「ハイ」と返事して、受け取る構えをとったんですねw

真鍋代表、「ほらよ」とピックをスッと投げてくださったのですが、そりゃあもう、興奮した他の客からの腕が四方八方から伸びてきて、ピックはワシの所に来る前に他の人の腕に弾かれて飛んで行きました。

「ありゃ。やっぱり無理か」と思って真鍋代表を見ると、真鍋代表、ピックをもう一枚取り、
「もう一回!」と言いながら投げてくださったんですね。

「すいません、トロいオバちゃんで!次こそは!!」

と頑張りましたが、やっぱり腕は四方八方から伸びてきて、綺麗な放物線を描いてワシの手のひらを目指していたピックは手前でカットされ、前の女性がゲットw

「はは、そーは上手く行かないわなあ」(^^;