山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

裸になったNINE MILESさん 2

さてこの、「含羞のレゲエ」こと、ナインマイルスさんの新作「REVOLUTION IS MY NAME」
売れているらしいですね?
勿論、メガヒットってワケでは無いようですが、日本全国各地のCDショップにて売り切れ続出!
アマゾンもタワレコも出荷が間に合わなくて、予約していたお客さんでも未だに手に届いてない人が沢山いらっしゃる模様です。
すごいなー、コレでブレイクかよ、ナインマイルスさん。

元々は、「自分で楽しむため」に自宅用BGMとして自宅機材で自分で録音して、自宅のみにて流していたって物件だったのに。
いつの間にかその作品は「我が家」を出てしまって、アメリカはおろか、テルアビブまで勝手に出かけちゃうし。
__人生って面白いですね。

最初にこの最新作「REVOLUTION IS MY NAME」を聴いたときに感じた違和感は、
「あれ?ダンス成分が薄い??」って事でした。

今までのナインマイルスさんと言えば、あーた。
「さぁさぁ、このグルーヴに酔って、乗って、一晩中踊っていなさい皆の衆!!」みたいな。

強烈な鼻毛の奥の奥まで見えそうなラスタマンが、盛大に葉巻をふかしながら、ドレッド頭にニット帽で、「ゲハゲハゲハ」と高笑いしながらブイブイ言わせているような__そんなイメージ(どんなイメージ!?)だったのに。

この新作「REVOLUTION IS MY NAME」では、もっと等身大の真鍋吉明さん(45歳)本人が目の前にいるので驚きましたねー。
レゲエのグルーヴでブイブイ言わせる雰囲気も確かに残っては居ますが、以前ほどではない。
確かに例の、彼が持つ独特の「たゆたうようなグルーヴ感」も確かにありますが。
「そんなに腰骨をグイグイ言わせるようなモノ」では無くなっています。
今までの二作品との共通は、
エレクトロニカなのに、暖かい」って部分(だけ__とも言える)です。
全編打ち込みなのに、妙な「ゆらぎ」を持っている。
コレは彼の最大特徴でありますが。

「何故!?」
思わず困惑しましたね。

「実生活でナニカあったの!?」<大きなお世話
「性欲が枯れてしまうような、そんな悲しい出来事でも??」<コラコラコラコラ

冗談はさておいて。
ワシ的にこの「変わった原因の一つ」に「歌詞カードがついた」って事があるような気がするのです。
だって、「今までの二作品と、最新作の完成品の条件が違うこと」ってコレしかないんですもん。
明日にまた、続く。