山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

裸になったNINE MILESさん 4

「人に自分の正体を知られるのがイヤ」の裏には、「自分に自信がない」って事があるのかもしれません。
ギタリストとしては日米に信者を抱えてw自信満々のブイブイでしょうけれど。
それ以外の部分で___実は彼は自分の事を、「ツマンナイ&面白味のナイ男」と思っているのではないか?

ワシ的には知れば知るほど、この彼のキャラクターって面白くてすごいツボですよ。
持って回ったイタズラとか、普段のツンデレっぷりとか、若い時の「若気の至り」っぷりとか。
むしろ、「爽快」ですらあります。
「魅力的な人だなあ」と思いつつ常々ウォッチしてますよ。
そして何よりも(自分が大切だと思っている)人(ダケ?)に向ける彼の愛情の深さには、いつも感心して恐れ入ってしまいますね。

だから、「もっと自信を持てば良いのに」(´・ω・`)ショボーンと、1ファンであるワシは遠くから見ています<妄想だけを根拠に、よくもココまで・・・ご苦労( ´,_ゝ`)

話を元に戻せば、今作「REVOLUTION IS MY NAME」
今までの作品と比べると、ちょっと遠慮気味??という気配が漂っている気がして__それが↑のような妄想の発生源になったのですが。

しかし、聴き込むと、本当に良いアルバムで。
レゲエと一言で断定は出来ないけれど、本当にグッドミュージックで。
しかもラスト3トラックの美しさは筆舌に尽くしがたいです。

トラック7「Easy Come, Easy Go」
楽曲、ヴォーカル、打ち込みによるホーンセクションの音、バンド(全部ナインマイルスさんが一人で演奏しているのですが)のアンサンブル&アレンジの素晴らしさが本当にステキで、すっかり魅了されたのですが__特筆すべきはこの曲でのギターソロの圧倒的な素晴らしさ!
ナインマイルスさんの一つの「頂点」ですよ、コレは。
ワシもサックス片手にこの音楽の中に飛び込みたくなります←元ブラバン

トラック8「Word of Mouth(Final Dub Mix Version)」
この曲の良さが最初判らなかったのですが、コレは「ダブ」というよりEnyaですね。
大音響で聴くと、本当に気持ち良いです。
音の壁を味わって下さい。

トラック9「Stay With Me」
最後は弾き語りですよ。男らしく、「最後の真剣勝負は素っ裸でどーだ!」ですよ。
「ツマラナイ男と思われてもいい。コレがオレだ、文句があるか!?」と言うにはあまりにも繊細な佇まいですが、すごく美しい。
「ワシも人として美しくありたいものよ」