山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

正月休み雑記 2(殿様話二題)

もう二つ思い出したので、忘れないウチに書いておこう。

・ワシの祖父(何故か墓碑銘にその名前が雅号で彫られている)は戦前、有名な演奏家であったのだが、その祖父が生前に「島津の殿様の御前で演奏したことがあった」__らしい。
この正月に実家の父から初めて聞かされた。

調べてみて解決。

その「殿様」とは「島津忠重」の事らしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/島津忠重
島津 忠重(しまづ ただしげ 明治19年1886年)10月20日 - 昭和43年(1968年)4月9日)は、島津氏30代当主。島津忠義の長男。

祖父は1893年生まれだったので、おそらく、演奏したのはこの忠重公爵の御前であったのだろう。
「最後の殿様」であった薩摩藩十二代当主・島津忠義は1897年に亡くなっているので、多分、この忠重公が正解。

・実家父の小学校時代の同級生に、「立花藩のお姫様が母親」という方が居らして。
その同級生の方は、今はもう閉鎖されたボロボロのあばら屋の造り酒屋に一人で(沢山の猫と一緒に)お住まいになってて。
半分、「生きた伝説」だったのだが、今回、そのお宅前を通りかかったらなんと。

ボロボロの酒蔵も整備されて、ちゃんと商売されていました。
「な、なにがあったんだろう?」(汗)
どうもどこかの酒造会社に身売りなさったようです。