山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

熊本弁講座

今回の帰省は、熊本名物馬刺しも食べたし赤酒も飲めたし、冠雪している大阿蘇も見ることが出来て。
二日連続の温泉三昧で、言うこと無し!だったですね。
おかげで乾燥肌な我が娘も、
「お肌がトゥルットゥルゥ??♪」と大層ご機嫌であります。
東京在住の弟一家にも久しぶりに会えたし。

前回会ったときはまだあまりしゃべれなかった甥っ子が、今回は普通に会話してて(一年生なんだから当然)
「ねえねえ、東京ではやっぱり東京語しゃべっているの?熊本弁は?」
とか(ワシが)質問して面白かったですね。
(ちなみに、甥っ子の答えは「基本、東京の言葉でしゃべっているよ。でも時々、熊本弁でしゃべる」のだそうです。うーむ、東京育ちなのに両親が熊本だとこんな事になってしまうのか、オソロシイな<違)

弟夫妻は熊本生まれの熊本育ちなので、赤酒が熊本名物なのを知らなかったし、「あとぜき」が熊本弁であることも知りませんでした。
「あとぜき」
21世紀に残したい、最も美しい熊本弁ですな。

使い方としては、
「ぬしゃ、なんであとぜきばせんとか?あとぜきせんとは、大便してからケツば拭かんとと同じぞ?」
とか。
小学校で、教室出入り口の引き戸の取っ手の上に「あとぜき」と書かれた紙が貼ってあったりします。
「後を堰き止める」みたいな意味ですね=「あとぜき」
開けたドアは閉める。自分がやった事にはキチンと後始末を。みたいな意味です。

あと、今回弟から聞いて、思わず爆笑した熊本弁は、「もだえろ」でしたね。
熊本弁というか、正しくは菊池盆地内だけで通用する言葉のようですが。
ワシは人生に於いて、初めて聞きました(ワシは高校は熊本市内だったので熊本弁に疎い)
使い方はこのようです↓

「ぬしたちゃ、なーんばてれーーっとしとっとか!?もっともだえんか!もだえろー!!」

____ごめん、文字を打っているだけで思わず笑いがこみ上げます>ワシ
つまり、上の言葉を標準語に訳すなら↓

「お前達は何をぼやーっとしているんだ!?もっと悶えて見せろ!悶えるのだー!!」

スミマセン、新年早々、ウソ書きましたorz
この「もだえる」というのは「悶える」では無く、「急ぐ」という意味らしいです。
弟は高校に入学するまで聞いた事がなかったので、高校の生徒会長が上記の台詞を叫んだ時、
「え?ココで今、悶えなきゃいけないの?オレが??」と焦ったそうです。