山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

でも、「ハンニバル」は観たいのよ

せちたろー、初めて夜、二階の自室で一人で眠る。
朝、起こしに行って「ドーだった?」と聞くと、
「うん、トイレの花子さんは来なかったよ!」と言う。
「花子さんなんてお母さんは会ったコトないよ。お母さんが小学生の時には聞いたこともナカッタくらいだから、多分、ホントにはいないんだよ」と、答えるワシ。
「明け方ベッドから落ちかけちゃって一回、目が覚めただけ」とのこと。
うむ、その調子だ。

子供を引き連れて、ボイスの散歩。
またまた小学校近くの運動公園へ。
せちたろー、高所恐怖症のクセして、フリー・クライミングに挑戦。
(ココの公園には崖を利用して、手足でホールドできる出っ張り付きのフリー・クライミングのコーナーがある)
「三点支持していれば、落ちないから!両手片足もしくは片手両足が、ちゃんと出っ張りに乗っていれば、落ちないから」と母は下から応援。
「ホントに?ホントに???」叫びながらよじ登るせちたろー。
「う?ん、理屈から言えば落ちない、ハズ」と、母は見守るのみ(大した高さではないので多分、落ちても大丈夫)
しかるのち、登頂成功。
「やったー!出来たー!!」崖の上で飛び跳ねてヨロコブせちたろー。
昨日まで出来なかったことが今日は、出来る。
ソレが子供の成長。母はキミが眩しいゾ。

帰り道、川の中でカワセミを見かける。
背中の緑色の羽毛がキラキラと光り輝いていた。
「あ!カワセミ!!お母さんは久しぶりに見たよ」と言うと、
「登校中、あの鳥をよく見るよ」と、せちたろー。
キミの通学路は恵まれているなあ。大人になったら、ワカルよ。

午後は陶芸。
先週、釉薬をかけた五枚組花紋黄瀬戸楕円取り皿がもう出来上がっていた。ほぼ、予想通りの出来。
教室の生徒さんと話していて、彼女(60代女性)が元インターハイのバスケ選手であったコトを聞く。
「初耳です」とさらに話し込んでいたら、アマチュア劇団の主演女優であった過去も判明。
「叩けば色んなコトが出てくる過去ですねえ」と思わず、言う。
その昔、田中クニ●とも共演してギャラを貰ったらしい。
「次の過去はナンですか?銀行強盗ですか?」トッテモ期待する、ワシ。