話題になってましたので、見てみましたんやで↓
なんと実話をもとにした「詐病の女が人を踏み台にして大儲け」するお話です。
主人公ベル・ギブソンはなかなか人に認められなくて、いつも不満を抱えておりました。
そこで彼女がひらめいたのは、ネットで見かけた「手術や化学療法なしにガンから生還した女性ミラ」のマネをする事でした。
自分の料理の腕を売り込んで、「私は脳腫瘍から手術なしに生還した」と主張し、一躍ネットの寵児となります。
断食と野菜ジュース、1日5回のコーヒー浣腸で健康になったと提唱するミラ。
健康な食事、グルテンフリーとオーガニックで脳腫瘍を克服したと主張するベル。
二人の起業家はバチバチと火花を散らし、代替医療はビッグビジネスになっていくのでした…
あのさあ。
ワシも乳がんから生還した(おおげさ)人間なので、色々思うところはあるですよ。
世間の、それも有名だったりお金持ちだったりする人ほど何故、効果のないインチキ代替医療にハマるのか。
「自分にだけ使える魔法があるはず」と、先人の経験と知恵知識が詰まった最先端の標準治療よりも、金にあかせた代替医療を受けながら「効果あるはず」と自分で自分を騙して慰めているように感じるんです。
それもこれも…手術や化学療法、放射線治療で苦しみたくないからなんですよね。
基本、誰だって痛いのや見た目が変わるのは嫌ですものね。
ワシがガンだとわかった時に弐号機はまだ幼かったし。
「娘たちにはまだ母親が必要」と思ったので、体を切り刻んで治療で別人に成り果てたとしてもワシは生きていなければと腹を括りました。
結果、手術により乳房は半分失いまして、放射線治療による肌のやけど(真っ黒になってただれた)や筋肉のこわばりを乗り越えて、今、健康に生きているわけですよ。
失ったのは乳房だけではない。
「男から女として見られて愛される能力」も失ったわけですが…
でもまあ、コレは諦めきれなくて悶々とした日々もありましたが、今はすっかり諦めて。
「こんなワシでもかつては愛されたこともあった」と今は健康に感謝して生きております。
人を欺き踏みつけにして、冥府魔道を歩む糞女ベル、ガンが再発しそれでも代替医療にハマるミラ。
二人の運命の行く末は…
これがほぼ実話なんだから恐ろしい話でありましたよ。