山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

つまり、ターンバック?

どうも、皆さん。「通りすがりの不審者」デス(笑)
いや、ソレを言った直後、ちゃんと他の部員がネタばらしをしてくれたらしいので、不審者疑惑はすぐに濯げましたですよ?
でも、絵を描けて楽しかった。
最近、テレビを殆ど見ない生活をしているので、その効果なのか?
絵を描くのが楽しいです。
出産直後は気持ちがナイーブになってて、その頃、毎月、イラストを一本描くという仕事をしていたのですが、どうにもこうにも気持ちが「お絵描きモード」に切り替わらなくって、苦労しました。

「明日は〆切りーー!」と半分泣きながら描いてましたね、イラスト。
多分、出産直後のホルモンバランスが狂った体内分泌物過剰供給の嵐の中での出来事だったんでしょうが。
今振り返ってもあの時の絶望的な気持ちは忘れられませんなあ。

「もうこんな気持ちで絵を描くのイヤ!!」と思って。
それからしばらく、本当に絵を描かない。描けない?生活が続いて。
自分があんなにも絵を描く事が好きだった過去は忘れて暮らしてましたなあ。
まだ小さかった長女に絵を描いてあげたり、手の込んだ工作物を作ってあげたり。
「普通のお母さんの余技」にしてはエラく凝ったものを作って勝手に喜んでましたが(勿論、長女も喜んでくれていた<ソレだけが心の支え)

それでも時々は思い出したように、
「このまま老眼が進んで目が霞んで細かいものが見えなくなったり、手も動かなくなって、細かい作業ができなくなったとしたら、もしかしたら今のうちにちゃんとした絵を描いて置くべきなんじゃないのか?」と自問したりして。
思い出したように(狂ったように?)リチャード・ダッドの模写をやったり。
まあ、なんか「もがいてた時期」でしたなあ、ワシ。

てな訳で、今現在は「自分が面白がって描いている」時期です。
まあ、描くと長女が喜んでくれるって事情も大きいが。
同時に自分も面白がっている。

目は霞んで時々手もとも怪しくなるが、眼鏡を外せばまだまだ細かい作業もイケルぜ!(笑)
自分も面白がって描いてて、ソレを見せる人が喜んでくれるってのが「イイカンジ」の原因なんでしょうね。
結構、45にして、「楽しい気分」で絵を描いてますよ。
そしてまた、絵を描くってのは「自分と向き合う」って事でもあるので、精神衛生上、イイみたいでもあります。