山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』

朝起きたら、空に薄く掃いたような雲が空高く浮かんでいて、秋の空になっていた。
夕べの強風で色んなモノが吹き払われて、やたら視界が良い。
台風一過。
昨日はウチの近所でやっていた野外ライブもゴルフのトーナメントも、台風のため一時中断されたので、今朝から続きをヤッテイルらしい。
そのため、朝から会場に向かうクルマを多数見かける。

せちたろーは「今日で夏休みが終わっちゃうよ?」と半泣き。
学校に行くのがそんなにイヤなのか、キミは(^^;
学校に行けば沢山の友だちにも会えるのに。
行けば行ったで楽しいのだろうが、コイツ、すっかり学校へ行くモードを身体ごと忘れている様子。

ラジオを聞いていて、「今日は映画の日」であることに気がつく。
「おぉ、毎月1日は映画の日!映画全品千円均一じゃないか!!」
と、言うことで映画を見に行く。

子鬼は「『仮面ライダー龍騎』が見たい??」と言うので、ダンナと仮面ライダー+ハリケンジャーを見に。
ワシとせちたろーはせちたろーのリクエストで『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』を見に行く。
せちたろーは何故かこの「オースティン・パワーズ」のシリーズが大好きで、この映画の中のギャグをよく言っては自分でゲラゲラ笑っている。
ワシ自身、主演のマイク・マイヤーズが好きでLDも持っているくらいだが(『ウェインズ・ワールド』)、シリーズ二作目の『オースティン・パワーズ デラックス』でチョットそのお下劣ギャグにゲンナリしてしまってあまり積極的に見たいという気分ではなかったのだが・・・

「せちたろー孝行」と思い、一緒に見た>『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』
ところが!コレがナンとシリーズ最高作であった!!
三作目にしてシリーズ最高作を産むなんて・・・マイク・マイヤーズあんたは男だね!
しかも巨額の金と愛と(お)バカがぎっしり詰まった映画であった。
普通はシリーズが進む毎にスケールは大きくなっても話はつまんなくなり、シリーズも尻窄みして行くというのに・・・

この「シリーズ化の果てに最高作がある」というのは『学校の怪談』のみであった(今までは)のだが、ココに『オースティン・パワーズ』も並んだ!

テーマは往年のスパイ映画と父への愛とオマージュ。
イイ映画にならないワケが無いか。