山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

子供の名付け作法伝授

娘、薬を飲んだらすっかり復活。元気に登校。

で、帰ってくると早速、近所の子を誘っておままごと開始。
「こちら、当店特製のドレッシングのかかりましたサラダでございます。」
と、言ってる。レストランごっこらしい。
見ると、ボイスが「お客様」役で、まえにズラ?っといろいろ食器が並んでて、花びらがてんこ盛りに盛られてたり、水に浮かべられてたりしている。
「さあ、お好きなものからどうぞ。」と娘が気取って言ってる。
ボイス大人しく神妙に端から口を付けていく。(喰うなーー)

大丈夫そうなので、「陶芸行って来るわ。」と、母は下の娘をつれて外出。
新しい生徒さんが登場。
色々話してるウチに下の娘とその方の娘さんが同名なのが判明。
「どんな字ですか?」と聞いたら全然違う。思わず、「なんか、ディスコで踊ってるってイメージがありますね。」と言ってしまう。(ほんに、馬鹿正直な女である。)

「子供の名付け」というのは、なんともはや親のボキャブラリーとか、教養がバレバレになるものなので実に、「油断ならないモノ」なのだ。
うちの娘二人の名は、私が付けたが、賛否両論。
「そんな、婆臭い。」「修道女みたい。」とか色々言われるが、おおむね、インテリ層には評判です。

そんな、ウチの名付けの支持者(ファン)である、某T大卒の男性。何を勘違いしたのか、ウチのダンナに自分の子の名付けを相談した。(多分、娘二人ともダンナが名付けたと思ったらしい。)
「そうなんだよねえ。子供の名付けって、親の知的レベルが問われるものなんだよねえ。どんなに取り繕ったって、子供の名前で化けの皮が剥がれるって事あるものねえ。」と、神妙に答えるダンナ。
「どうでしょう?男の子なんですけど、どんな感じがいいでしょうねえ?」と、真剣な相談者。
「うん、姓が一文字だから、思いっきり個性的に、昔の侍みたいな三文字とか四文字の名前がいいんじゃなあい?」(デザイナーなのであくまで、文字のバランスと字面の見た目の問題だけで言ってる、無責任男)
「そうですか、分かりました!」打てば響く。というのもある意味モンダイですわね。偏差値も高けりゃあイイってモンでもなさそうです。人生って。
ただ単に、無責任に発した発言を人生の啓示として受け取っちゃあ某T大卒が泣くぜ。

結果、彼の息子さんはものちゅごい名前が付きました。
「凝りすぎた名前も善し悪し。」である。