山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

新米をいただく

数日前の夕方の事、「そろそろ夕飯の準備でも」と思ってたら、見知らぬ番号(ガラケー)からお電話が。
「はい、もしもし?」と出ると、ご近所のこの集落の方。
「新米出来たけん!今から持って行くから待っとって!!」
「あ、ありがとうございます!」と返事して庭で待っていると、軽トラでNさん登場。

なぜか知らないけど、Nさんはうちが引っ越してきた当初からやたらうちに親切にしてくださるお方。
「いつもお宅の上の娘さん、集荷場の前で保育園バス待っとんしゃあやろ?保育園に送って行きよんしゃるやろ?この前、見かけたけん、米ばやるけんねて言うとったったいー」
と言いつつNさん、米袋をヒト下げ(10kg)くださる。

「新米だけんねー、水ば少なめにしてから炊かんとベシャベシャになりますけんー」と説明してくださる。
ワシが乳がんで入院してた年も年末、お米を持ってきてくださったんだよね(^_^;)
赤ん坊Pは軽トラが庭に入ってきたので大興奮。

「おっちゃん、抱っこして!」と抱っこアピールまでする始末(結局3回位繰り返しだっこされていた)
最後は軽トラの荷台に乗せてもらって興奮の極地にw
「軽トラの荷台に乗るとは初めてやろー?楽しかろー?」とNさん。

聞けば、娘さんふたりとも九大工学部卒の旦那さんと結婚しててそれぞれが自動車メーカーにお勤めになられているらしい。
「あら…どこかで聞いた経歴…」
うちの初号機も同じような相手と結婚してて、もうすぐ今まで単身赴任状態だった旦那さんのところへ行くのだという話をするとNさん、「新米が間に合って良かったたい」とニコニコ。

「本当にありがとうございました」と最敬礼して、軽トラで去っていくNさんを見送っていたら、Nさん、急ブレーキで止まってわざわざ引き返して来られて。
「御礼の品やらいらんけん!」とおっしゃる(^_^;)何年か前、お米のお礼に和菓子を贈ったことがあったのでその事をおっしゃっているらしい。

「はい、わかりました!おいしくいただきますね」と返事しておく。
Nさんが帰られた後、初号機に、「なんか米やるってあなたに言っておいたっておっしゃってたけど、聞いてたの?」と聞くと、初号機、
「そういえばこの前、軽トラで通りすがりに窓開けて米がどうとかこうとかって一言叫んで過ぎ去ったおじさんが居たなあ…」との事。

うまく伝わって居なかったらしいw
でもありがたく、新米いただきます。とても嬉しい!(^o^)ノ