山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「デート〜恋とはどんなものかしら?〜」最終回

現代に生きるヒキニート(自称=高等遊民)と一歩間違えれば発達障害か??な理系女子との丁々発止の会話でドラマが進行するというなかなかに珍しいタイプのドラマでしたね>「デート〜恋とはどんなものかしら?〜」
型破りな法廷ドラマ「リーガル・ハイ」でその才能を遺憾なく世間に向けて発信した古沢良太の恋愛劇。
「一体この物語はどーなってしまうのかしら?」(◎_◎;)と冷や汗混じりに見守っておりましたが…

いやー、いい最終回だった!✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。

TLが「あー、恋したい…」にうめつくされ。
孫がいるワシですら、「あー、恋がしたい」と思ってしまうほどにロマンチックな終わり方でしたね。

殆どの場合、恋愛ものって共感を得られにくいというか。
「それって本当に恋なんですか?」というツッコミをいれたくなるようなものが多くて(なので、日本人が作ったもので目覚ましいほど鮮やかに「恋」が描かれているものに出会うと素直に感動してしまう)
ましてやそれを月9で見せてもらうとは…

いやー、長生きはするものですなあ(´ω`)

「この二人ならここでこうするだろう」と言う脚本が実にツボを抑えてて、見てて気持ちよかったですね。
キャラクターの行動がブレないというかw
「ここでこんな行動に出る人なんぞいない!」というツッコミはドラマを見ててよくあることなんですが。
この「デート」ではそういう事を感じた記憶が無いですね。

不器用でみっともないおかしなところがある人間が、ずっこけながら一生懸命に生きている。
その様子の愛おしさというか。
共感というかw

蛇も林檎も出てきてまさに二人は「現代のアダムとイブ」だったんですね。
というか、出会って恋に落ちる男女はいつだってオリジン。
二人の物語が、二人のスタイルで始まり進行してゆく。

それが世間的に見れば異様で歪んでてどれだけ滑稽だとしても、恋は恋なんだよね。
すべての恋する人々に祝福がありますように


ツイッターにアップされてた脚本家・古沢良太のイラスト
やっぱりうめーな!!