山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

深夜の暗闇ドライブ

いつものように駅前で弐号機の帰りを待っている22時過ぎ。
ところが待てど暮らせど弐号機が電車から降りてきません。

「おかしいなあ」
電車に乗りそこねたのか?はたまた電車そのものに乗ってないのか?何かトラブルに巻き込まれた??
(※つい最近、警固公園横のワッフル屋にて第二の「ペッパーランチ事件」というべき悪質な店員による客への監禁レイ◯事件がおきたばかり)
「これはどうしたものかなあ」としばし待っておりましたら、ケータイに電話が。

半べそ状態の弐号機から。
「うぇっ、うぇっ、目が覚めたら◯◯駅(もはや県境近くの海辺の無人駅)だったの、うぇっ、うぇっ」
(ーー;やっちまったかーー。
初号機も高校生の時、同じ駅まで寝てて乗り過ごした事があったんですよね。コレは血筋!?(ワシはそんな経験はないが)
初号機の時は幸いにもちょうど折り返しの電車が来たのでそれに飛び乗って事なきを得たのですが。
弐号機、この時間じゃ折り返しの電車はないよ…(上り電車の最終は早いw)

「今から駅に迎えに行くから待ってなさい」と返事して、真っ暗な道をひたすら◯◯駅目指して走る。

するとまあ、真っ暗な道。
対向車が一台も来ないw
人の気配もなく、まるで死の町なんですが。唯一、ラブホの明かりだけが賑やかで華やかw

「こりゃーどーしたもんかな。駅って言っても何処で待ってんだ?」
と車を走らせていると。
昔、この駅前にはセブンがあったんですけど、数年前に閉店して以来、無人でシャッターが閉まっております。
海辺のタワーマンションも人が住んでいる気配はないし。
駅〜道路〜松原〜砂浜〜海の間には命はひとつもなくて(暗闇にイノシシが潜んでいるかもだが)
夏なら海水浴で賑わう浜も今はただの暗闇。

「んー。車では駅に近づけないんだよなあ」
と一旦、駅前を通りすぎて、ちょっと賑わっているスナック前でUターンしてもう一度駅前に戻ろうとしたら、こっちに向かって爆走してくる人影がw

「あ!弐号機」と車を停めると、物凄勢いで弐号機が車に乗り込んで来ました。
見ると頬に涙の流れた後が。

「目が覚めたらこの駅で!誰もいなくて!明るいところが何処にもなくて!電話ボックスを見つけたからその中にいたら風で上の看板がキイキイ鳴ってて、幽霊が出そうで怖かった!!」
(^_^;)ま、この暗闇の中で30分もいたら大人でも怖いよね。

「暴走族とか変な人とか来たらどうしようと思って怖かった!」
呑気にうかうか寝過ごすと恐ろしい目に遭うよね。
「もう寝過ごさないことね」
と言って、海辺(真っ暗闇)をドライブして帰ってきました。

とりあえず、日付が変わる前に帰宅出来て良かったですw