
会話もそこまで気が利いてない。
まともな男が一人も出てこない(苦笑)クズだらけの映画なんですが。
それゆえに40歳まで童貞を守り通した主人公がまともに見える_という仕掛けでございます。

この映画での収穫は、
「アメリカではマイケル・マクドナルド、嫌われている」
という事実でしたw
日本ではおしゃれなAORの代表格みたいな評価なのに。
(ワシはAORとか基本大嫌いなんですが、スティーリーダン_マイケル・マクドナルド加入前限定。と、ボズ・スキャッグスは好きなんです)
コレは、TOP GEARでよくネタにされている
「ジェネシスなんか最悪!」
という評価と通じるものがありますね。
(ワシ注:ジェネシスはイギリスを代表するバンドで世界的にも大成功して、映画「アメリカン・サイコ」では「フィル・コリンズこそサイコー!!」という主人公の価値観がテーマの一つになってた)
この「40歳の童貞男」でも主人公の音楽の趣味があげつらわれるシーンがあって。
ロジャー・ディーン(イエスのジャケ絵を描いてる人)が描くエイジアのポスターが額装して部屋にかけているのをDisられるシーンとかは爆笑でした。
こういう事で、一般的なアメリカ人の音楽観が伺えるのってちょっと面白いです。