山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

巨大イカの伝説

昔、友人宅でごちそうになった謎のイカに久しぶりに出会いました。
それがコチラ↓

正式名称は「ソデイカ」と言うらしいですね。詳しい解説は→コチラ

これだけ巨大な「冊(さく)」で売ってて、なんと300円ですよw
このあたりでは数年前まではこうやってお店で売られることもなく、流通に乗ることもなくて。
地元の人が勝手に捕ってきては近所に配って消費するだけの存在だったんですけれどね。
地元の産直市場とかが出来たおかげでこうやって商業ベースに乗るようになったってことですよ。

この巨大イカは、昔、ごちそうになった友人の解説によると、
「一度冷凍してから、改めて解凍して調理したほうが美味しい」
「冬のよく晴れた日に波打ち際に行くとコレがいる」

という情報でありましてw

地元のお年寄りは、冬のよく晴れた、風がない日には竹竿を持ってこのソデイカを取るために海岸に行くそうですw
「え?竹竿で??」
と驚くワシに、友人は、
「そうそう。波打ち際をコレがよたよた泳いでいるから、竹竿でぶっ叩いて手元に引き寄せるのよ!」
…(◎_◎;)ものすごいワイルドさ!

「物干し竿ぐらいの長さの竹竿がちょうどいい」そうでw(友人談)
冬場のよく晴れた日に波打ち際の波頭をよーく見て。
キラキラッと光るものが見えたら「ソレが合図」!で。
竹竿でバッサバッサと叩いてイカを失神させて手元に引き寄せて、そのまま砂浜の上でイカを叩いてとどめを刺すそうです…w

その時も冊で出されたソデイカをお刺身でいただいていたんですけど。それもかなりの大きさ、厚さだったので。
「これ、イカ本体は相当でかいんじゃないの?」
と言いましたら、友人は事も無げに「そうねー70〜80センチはあるわね!」とか言うのでのけぞったことがありましたっけ。

彼女も元々は久留米の人だったのに、嫁に来て色々と学んだのだなあ(´ω`)と実感するお話でした。
それにしてもこのあたりの年寄り、オソロシスw
巨大イカと竹竿一本で死闘を繰り返すですよ!

んで、さっき見つけたソデイカの冊。
さっそく、冷凍庫に一旦入れましたともええ。
夜はステーキにするか、刺身にするか(^q^)どっちにしよう?