山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

THE SOLAR BUDOUKANへの違和感

昨日の日記に書いてた年末のイベント。
なるほど、検索してみたらちゃんと特設サイトがありましたよ↓

THE SOLAR BUDOUKAN

THE SOLAR BUDOUKANとは


太陽光から生まれた電気で武道館ライブを!
佐藤タイジ(THEATRE BROOK)の熱い想いに賛同した豪華アーティストによる夢の「SOLARフェス!」

東日本大震災以来、新たな自然エネルギーへの関心が高まっています。
そんな中、“未来のエネルギーの可能性についてたくさんの人々と希望を分かち合いたい”と考え、
本イベントは誕生しました。

太陽エネルギーの可能性をロックコンサートを通じて
みんなで考えていく一日にしていきます。

太陽の力だけでできるんだという前例が未来の地球には必要なのだ。

日本人の技術力と心意気を結集させる時なのだ。
「クリーンで安全なエネルギーへの移行」は現代人に課せられた一大宿命なのだ。
未来を我々の手で作っていこう!


佐藤タイジ


なんというか、佐藤タイジさんがまなじりを決してキリリと斜め45度上方を見つめて、腰に手を当てている映像が目に浮かぶようなマニフェストですね。
ワシが一番違和感を感じたのは、ビデオメッセージの中で佐藤タイジ本人が、
「3.11をポジティブに捉えるためにもこのイベントを成功させることに意味がある」
みたいな発言をしていたんですね。

3.11をポジティブに??
何も終わってない、問題山積で現在進行形の3.11を何をどうやればソーラーという魔法の杖で一瞬で解決するのか、誰かワシに説明してくれよ!とモヤモヤとした気持ちになりました。

「ソーラーは正義」だとばかりに、このイベントの電源を全てソーラーで賄うことが出来れば、3.11で被災した人たちが救われるんですか?
おりしも、年末近くの冬場。
全電源をソーラーでまかなえるとはとても思えないのですが…いったい、それだけのソーラーパネルをどこに設置するのか?(皇居とかお濠とか??)
ましてや曇天だったり、雪が降ったりしたらどーするつもりなのか?

なんというか。
甘い綺麗事っつーか。
綺麗事でも実現可能なものなら「成功するといいね」とぬるい気持ちで見つめることもできるのですが。
なんだろう、このワシの立腹具合はw
ムカムカします。
偽善的!とすら感じます。

ソーラーよりも自転車漕ぎのほうがよっぽど有効だろうがよー!?自転車漕いでろよステージの上も下も全員でー!!
と口から炎を吐く(「痰」じゃないよ字面は似ているけど)ワシの姿が脳内で再生されます。