山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

弐号機の居ない家・ジンゴロウの災難

弐号機がお友達の家のお泊り会に行っちゃうので、
「コレ持って行きなさい。そしてちゃんとおうちの人には『お世話になります』と三つ指ついてご挨拶するのですよ」
と言いつつおみやげを持たせる。
おみやげの内容=スイカまるごと一個といただきもの(お中元)の素麺一箱、ロースハム4枚入りパック×3個
(夜はお泊り会のメンバーで手作りピザを作って遊ぶそうなので、「ハムならある」と渡した次第)

「ええ〜〜重いよ〜〜」(自転車で行く)と抵抗するが、
「手ぶらでお世話になりに行くバカがいるか」と無理やり持たせるワシw
炎天下の中、お着替えセットとおみやげ一式を抱えてよろよろと自転車で出かける弐号機を手を振って見送る。

んー。
弐号機が居ないのって、小学校の修学旅行、中学校入学直後のお勉強合宿以来の三度目の出来事。
弐号機がいなくなった途端に家の中がガラーーーンとしてしまいますな。
身長が170近いのがウロウロして一日中家の中で何かしらしゃべってはあーだこーだと暴れているんだから、家の中が賑やかなはずです(^_^;)

夕飯の食卓も静かでねー(苦笑)
「大人だけの食卓ってこんな感じかー」としみじみするワシ。
38歳で弐号機を産んでよかったですな。
弐号機ができたときは、「えーー。一生親子三人で生きていくつもりだったのに、また一から子育てやんの?うわ、めんどくせー」とちらっと思いましたけど。
なんだか、思いがけないプレゼントを神様からもらったって気がして、嬉しかったですねえ。

夫からも「えー。できちゃったの?今更??」とか言われて。
弐号機タンカワイソス(´・ω・`)
でも実際産んでみると。
まー。可愛い可愛い。
ベロベロ舐めながら育ててた気がします(いや、本当に舐めてたんじゃなくて。ものの例えとして「舐めて大事に育てた」という意味)
初号機の時は「ちゃんとした人間に育てなければ!」とものすごく力んでて。
全身全霊で死にものぐるいで育ててた記憶があるのですが(なのでかなり厳しく育てた)

弐号機は…道楽で育てたって感じですかね(´ω`)

もともと「赤ん坊がいる生活」が好きだったこともあって(自分がコドモを持つまでまさか自分がそんなキャラとは知らなかったくらい未知の才能だったw)
久しぶりの赤ん坊育ては面白くて。
「趣味」って感じで面白おかしく育ててましたねえ。

実は未だにその痕跡は残ってて。
弐号機を育てるのは「ワシが好きだからやっている」という色合いが濃くて。
「とりあえず生きてりゃいいよ。生まれてきてくれただけでありがたいよ」
というスタンスなので、お勉強が出来ない事とか殆ど気にしたことがありませんねえ。

性格的に、「生まれつきの性的なサディズム」とか「サイコパス気質」があったりしたらさすがのワシも悩んで苦しんだんでしょうけど。
幸いにして、すごく心が優しい子で<親ばか
いじめられている友だちのために本気で大泣き出来るような子なのです。

その弐号機が居ない家は、広いし静かだし寂しいものです。

で。そんな中。
窓を開けてお風呂に入っておりましたら。
蚊が入ってきたんですね。「虫コナーズ」を下げているのに。

湯船に浸かりながら頭の後ろで少し開いている窓を後ろ手で閉めようとしたんですが、
「ん?閉まらない??」

天井から湯船のふちまで来る巨大な窓なので、確かに重いっちゃあ重いんですが。
「ん??こんなに重かったっけ?」
と思いつつ、後ろ手でグイグイグイと窓のサッシを閉めようとするのですが、閉まりません(´・ω・`)

「あれ?おかしいな」
と湯船に使ったまま振り返ってみたらソコには…Σ(゚д゚|||)
窓のサッシに胴体の真ん中で挟まれて動けなくなっているジンゴロウちゃんの姿がっwwwww
「わ。ごめんごめん痛かったね!」
と言いつつ慌ててジンゴロウちゃんを救出するワシ。
なんでこのタイミングで外から帰ってくるのよ。
隣の洗面所のウッドデッキに面した引き戸も全開にしてあるのに(´д⊂)カーチャンの入浴姿を見たかったんだね(大体、入浴していると猫の誰かが見学に来る)

胴体を挟まれてたジンゴロウちゃんは、「胴体がまっぷたつにちぎられる」という事もなく。
ワシが救出したあと、ジリジリと後ずさりしてウッドデッキに戻って行きましたとさ。怪我もなく大丈夫でした。
(勢いをつけて閉めたわけでなく、ジワジワとゆっくり閉めてたので大丈夫だった模様です)