山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

トイレの妖精(ワシ)

そういえば、抜糸が終わっているので、本来なら手術跡の防水テープは貼らなくてもいいのですが…
まだ貼ってます<結構怖いのよ腕を上げて背伸びすると傷口が引きつるし
「不安なら貼っておこうね」とまつ毛バサバサ担当医が貼ってくれました。
コレで安心して腕も振り上げられるし背伸びも出来ます(^^;

抗生剤のおかげで痛みと腫れも随分ひいたし。
そのせいか?睡眠時間ももとに戻りつつあります。
あんなに眠ってあんなに食欲があったのは妊娠期以来だったので、ちょっと面白かったですね。
妊娠期の頃は「わー、こんな事、成長期以来だわ!」と思ったものでしたが。

人間の体は何度でもスイッチが入ってちゃんと受けたダメージを修復し、元の体を取り戻そうとする。
そんなちゃんとした仕組みが初めからプログラムされているんですね。

入院中に遭遇した不思議な出来事を思い出したので、今日はその話でも。

病室のすぐ近くにトイレと洗面所があってすごく便利だったのですが。
何故か、トイレのペーパーが、二つ連結してあるタイプのホルダーから常に二つ同時にペーパーが無くなっていくという不思議な現象が続いておりました…

「なんで二つとも同時に消費されるんだろう?片方ずつ消費して順にペーパーを補充すればいいじゃない?」
と思っていたのです。

でも、誰もペーパーを補充する気がないらしく、いつもペーパーは切れかかったまま。
仕方ないのでワシが各個室に入り、せっせとペーパーを補充してたんですね。

ところがある日。
ふと、その話を病室でやったら思わぬ真相が判明w
「えっ、サイトーさん。あのペーパーの交換の仕方がわかるの!?」
なんと、その場にいた、ワシ以外の全員がペーパーの補充の仕方がわかってなかったんですね!

ちょっと変わったペーパーホルダーになってて。
二つ連結されているホルダーの真ん中に渡してあるステンレスのブリッジ部分を上に押し上げればペーパーの芯を支える棒が一緒に持ち上がって、二つ同時にペーパーの交換ができるという仕組み
になっていたのですが、みなさんそれに誰一人気がついて無かったという。
(ワシも最初は「コレはどーなっているおだ?」と戸惑った)

「何度考えても交換の方法がわからなくてwでも毎日ちゃんと補充してあるから業者さんがされているのかなあと思ってた!」と爆笑。
いやいやいやいや(ーー;毎日せっせと交換してたのはワシですがね。

仕方ないので、
「よござんす、退院までワシがペーパーの補充をして回りましょう」
トイレの妖精役を引き受けるワシでありました。