山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

SAWAO vs YOUNGSTER その3

まあ、そんな風に「ゲストミュージシャンが頑張るバンド」な印象でした>カミナリグモ
いや、勿論。ゴマちゃんも啓示くんも頑張っているんでしょうけど。
やたら表情が硬かったのが気になりましたね…緊張してたのかな?(福岡初上陸だし)
もうちょっと笑えばもっといいバンドになると思うよー(^o^)
バンドのフロントマンに笑顔が足りないのはちょっと寂しいぽよ

山中さわおソロ

そして真打ち登場。さわお、お湯割りを片手に登場。
「お湯大好き差し入れはお湯でおねがいします」とほろよい状態。
「今日のチューニングはウチの三浦(マネージャー)がやったんだが…『チューニングはEマイナーでやっときましたから!』て…Eマイナーって…ロックじゃねえよな〜〜〜
うむ、たしかにピロウズの曲には多用されているコードだけどねw

セトリは以下

01.Music Creature
02.Texan Daliy Life
03.Birthday
04.ソロ新曲(迷ってばかりでシャツすら選べないから裸でいる男の歌・英語歌詞)
05.Love Love Loveのカバー
06.カミナリグモのカバー
※ココで鈴木淳カミナリグモのもっくんが登場。バンド編成になる。
「イントロはオレだけで、ドラムのカウント的なものが入ってバンド演奏になるって形で」
と即興で演奏を打ち合わせする3人。
07.In my life
※ココでカミナリグモの啓示くん登場。ギターを抱えて。
08.DAWN SPEECH
09.silver moonlight
EN
※「絶対にアンコールしたことを後悔させるような気分になるピロウズの新曲を聴かせてやる!」と言いつつ登場
ピロウズ新曲(忘れられたギター?)

このピロウズの新曲という曲がですねー…
歌詞が、コワイ。
覚えている感じではこんな感じ↓

沢山の死と太陽だけがある大地
呼んでも居ないのに夜明けは押しかけてくる
そこに忘れ去られたギターがひとつ
僕と友だちになってくれるかい?


なんとまあ…
多分、震災直後に書いた曲なんでしょうけど。
よほど辛かったんだねさわお
まるでその時の恐ろしい、悲しい心象風景を反芻するように歌うさわおの姿になんとも言えない気分になってしまいました…

「そんなに自分を虐めなくてもいいのに…」(´・ω・`)

確かにさわおには音楽しか無いのだって事は知っているよ。
ソレは多分、さわおの音楽を好きな人にとっても同じことなんだよ。
でも、その気持を共有できるのはこの曲で、ではないような気がします…残念ながら。

しかしそれでもなおのこと、この気持を出さずには居られない。
多分、コレはさわおのリハビリなんですよね…
さわおソロ。ソレを見に来る人なんて、さわおの事、全部受け止めようと思っているひとだけでしょうから。
そこでなら、さわおもこうやって自分の本当の悲しい気持ちをぶつけることも出来るんじゃないかな?そんな風に感じました…

さわおに甘えられちゃったよ、ワシら!!

でもさわおも、大阪と福岡。
二ヶ所でこの大欝曲を歌ったら満足したのか?
気持ちを反芻することがしんどくなったのか??
その後の広島公演では歌わなかったようですね。
その代わりに「Fool on the Planet」を歌ったそうで。

そうだよ、その姿勢のほうがさわおらしいよ。
「みんなもそこに居た」って歌ったのかな?気になるよ。