山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「HORN,AGAIN」全曲レビュー 3

・Lily, my sun
「えっ!?アイリーンの立場は!?」と困惑したこのタイトル。
しかも曲が始まったら始まったで、「え?空中レジスター??え?マイ・ガール???」
と、更に困惑の連続。

「そうか、そんなに◯香が好きなのかさわお」という印象の歌詞で。
胸キュン系ラブソング。でも、音が重い。
この全体が軽い感じのアルバムの中で異彩を放ってますな。
「どうしよう 出会う前の僕は居ない」恋の真実ですなー*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゚゚・*

次世代の「キム・ディール」に進化してゆく予感バリバリの楽曲。
この曲もライヴで聴けるのがすごく楽しみです。
いい感じでオルタナな感じととロックな感じがブレンドされてて、ギターソロも凄くいい。
「マイ・ガール」より名曲と思います(個人的感想)

・Biography
「辻褄合わせでレコーディング中にさくっと作った曲」(さわお談)だそうですけど。
なんか面白い。
中年男の告白みたいな歌で(さわおは時々この手の歌を歌いますが)
少年時代を懐かしむ歌をこの音でこのリズムで歌うってのが興味深いです。

やっぱりこれも「ノンフィクション」の一環なんでしょうけど。
ズンドコしたリズムで間抜けっぽいメロディで、告白的な歌を歌いつつでも、最後には今少年少女である人達を励ますって締めくくりも素敵。
さわおの中年ライフは楽しそうだな」って事はよく伝わりますw

字余り気味に一気呵成にまくし立てる「バンドマンのバイオグラフィー」と歌う下りなんか。なんかもう最高。
大人になるってのは大変なこともあるけど、こんな歌も歌えるようになるって事なんだぜえ?って感じで楽しいです。

・Sad Fad Love
シングルB面曲だったので久しぶりに聞きましたー。
「コレ、こんなにいい歌でしたっけ?」
シングルに入ってた時より、このアルバムの並びで聴くと更に輝いて見えます。
このアルバム、凄く曲順がいいのです。
「この順番しか思いつかない!」って位に鉄板の曲順。
このアルバムを最初聴いたときの印象は、「曲順とギターの音とドラムがカッコイイアルバム」でした。

・Nobody Knows What Blooms
Weezerぽい?楽曲。
Weezerだと「お笑い」に針が振れるのですが、ピロウズだと「陰気」に振れますw

このさわおギターソロ(ビロンビロンした方)がライヴでとても楽しみです!(・∀・)ハラハラシチャウ~