山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ボイスの父犬

猛暑の中、お出かけから帰ってきたのですが。
猫どもは全員外に追い出して家を出たはずなのに、夫が先に帰宅していたので全員家の中に収容されてました。
家の中の涼しい場所を選んでゴロンゴロンと猫どもが死屍累々(死んでないけど)

最近は本当にボイスの足腰が弱くなっちゃって。
起きてすぐが特に脚が動きませんねえ。
本人は歩く気はあるのですが、ちょっとした段差でヨロヨロしてます。
歩いているうちにエンジンがかかってきて、やがてはわっせわっせと歩けるようになるのですが、最初の方がどうにもいけません。
こうやって年を取っていくんですね(´・ω・`)

でも、一ついい話が。
ボイスの父犬の飼い主さん。
ご主人が病に倒れられて寝たきりになってしまわれたので毎日介護に追われ、滅多に会うこともなくなり。
最後にお会いしたのももう随分前のことなのですが。

ところが先日、仕事先で偶然、その飼い主さんを知っているご近所の方と話すことが出来まして。
思いがけず、最近の様子を知ることになりました。

なんと、ボイスの父犬。今年14歳なのに、まだ元気で生きているそうで。
ビックリしました。
もともと、この飼い主さん(のご主人さま)は有名なスポーツ選手で。
国際試合とかにもしょっちゅう出かけるような方でした。
ところが病に倒れられて、犬の散歩に行くこともままならない生活になり。
ボイスの父犬も最初の頃は、
「お父さん、なんで撫でに来てくれないの?散歩に行こうと言ってくれないの?」
という表情で縁側から布団に横になったままの飼い主さんを見ていたらしいのですが。
今はもう「お父さんとは散歩に行けないのだ。撫でては貰えないのだ」と理解しているらしく、散歩も遊びも子供たちと楽しんでいるそうです。

ボイスはこの父犬の1歳の時の子なので、大人になってしまった今はどっちも老犬でヨボヨボなのが不思議ですが。
でも、「生きてくれててよかった!」と嬉しくなりました。
ボイスの母犬は早いうちに居なくなってしまったので(怖くて飼い主さんに詳しい話しを聞くことが出来なかった)、この父犬のことがいつも気がかりだったのでした。

父犬の飼い主さんもボイスのことをいつも気にかけて下さっていたのですが。
なかなか日々の生活の中では会うこともなくなっていたので、動向が知れて良かったです。