山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

MIKABO GO TO BODOKAN 13

何故南米のインディオの写真なのか?この映像を編集した奴に100回質問したいw
もっと雨に打たれる湖面の映像とか、流れる雲とか、夜明けの都心の風景とか。
そんなさりげない普通の風景で良いのに。
なんでこんな個人の旅行者の先進国優位視線丸出しの映像(にワシには見えた)をこの曲に合わせて巨大ヴィジョンに映し出すのか?
「人生」は貧乏で未開の土地にだけあるのではない。
この映像をセレクトした人はもっとインテリジェンスを持った方が良い(たとえピロウズがインテリジェンスが無いバンドだとしても)
この部分は武道館で物販の大行列と並んで糾弾されても仕方がない部分でしたな。

「せっかく良い演奏なのに、この映像で台無し」
ちょっと憮然とするワシ。
ま、不慣れな事をやるから「やっちまった」って事もあるんですな。

続いて「サードアイ」
はいはい、判ってますよ??<何を?w

再びMC
さわお、激しく噛みながら、
「20年間音楽をやって来て、僕は、何か、な、なしえたのかな?」
「この(武道館の)風景を見ているとなしえたの、かもしれない」
(観客大拍手)
「だから、連れてってくれ、この世の果てまで!!」

さわお、自分の人生を全てピロウズに賭ける男。
この叫び、さわおが死ぬまでピロウズを続ける宣言だと、ワシは受け取りましたよ。
「わかったわかった。さわおがそのつもりなら、ワシもちゃんと見届けるから。安心して思うさま、自分が良いようにピロウズを運営してって下さい」

「この世の果てまで」
いつもより格段に丁寧に演奏していますよ。
思わず振り上げる手も丁寧に力強く力がこもります。
ギターソロも素晴らしいなあ、おい。

なんというか、このバンド。
演奏が特別上手いワケじゃない。楽曲が目立ってキャッチーなワケじゃない。
でも、このライヴでの、特別な発熱体となってひとかたまりの団子になった時のパワーは本当に素晴らしい。
本当に特別なバンドです、ピロウズ
数多星の数ほどあるロックバンドを長年に渡って見てきたワシですが、こんなバンドは他に知りません。
本当に世界で唯一のバンド、ピロウズ
無尽蔵に溢れる創作の情熱とエネルギー。
いつもワシに希望を与えてくれる音楽を奏で続けるバンド。