山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「死」について考える

・昨日、川村カオリが亡くなりましたね。
デビュー当時。
「こんなに容姿に恵まれて、ヒット曲にも恵まれて。人生順風満帆て感じの子だなあ」と思ってワシは見てましたよ。
まあ、その後色々あって、辻人生(あ?)が訃報に際してコメントしていたのが意味深でしたね。

「カオリ、ありがとう」だっけ?

まあ。言葉は少ない方がこの場合安全というものですが。
「上手い言い逃れだね!」と座布団の一枚も進呈したい気分です。
巴里へFedEXで送りますか?

幼い子供を置いて死ななければならなかった彼女の無念を思うと、特別ファンでもないワシの目にも涙が浮かびます。
きっと幼い娘さんにもいつかは、「お母さんは何故私を置いて死んじゃったの?」「私は愛されてなかったの?」「私は生まれてきてはいけなかったの?」と悩む日も来るんでしょうな。

その時は是非とも周りの大人達が。
お母さんは娘を愛していたけど、病魔に倒れてしまったこと。
その無念さを。
どれだけ娘に愛情を注いでいたかを。
そして最後まで勇気を持って病気と戦い続けたことを。
ちゃんと教えてあげて欲しいですね。
いつか大人になった娘さんが、若くして亡くなったお母さんの事を勇気を誇らしく思ってくれる日が来るといいですね。

今。
ウィキで川村カオリのページを読んでて驚いた。
彼女の父親の元上司で、両親の仲人をしていたのって「あの」杉原千畝なんですね。
…ナニモノなの?川村カオリ

・「雨上がりに見た幻」がついに解禁されましたね。
YouTubeにも上がってますし、CSでもガンガン流れています。
さっきはラジオでも偶然、聴きましたよ。

なんかねー。
狡いな、こういうの。
ド直球で、ド本気なんだもん。

仕事の帰り道、偶然ラジオで聴いたときに耳にした、
「千年後の雨になって、僕らは降るだろう」
の部分では思わず涙が出ちゃった(告白)
そしてこの曲についている(ついに披露された)ギターソロがまさに雨!でして。
優しく降り注ぐ。
悲しみを、孤独を、痛みを、この慟哭を洗い流す、暖かい優しい慈雨。

ピロウズの名曲って雨にまつわるものも多いよなあ」と感心しながら(´д⊂)涙しておりましたw
このギターソロに導かれたのか?
ヴォーカルも泣き叫ぶ系ではなく、スキャットで終わって行きます。

「20周年記念シングルがコレで良かった(1989じゃなくて)」と思ったワシが居ます。