山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

二枚のベスト盤を斬る!その3

まあ、この変化の理由はおそらく、例のアコースティックセッションの影響下にあるんでしょうね。
アレは本当に素晴らしい演奏で。
是非とも未見のお方は、DVD「BLUE SONG WITH BLUE POPPIES」を見てね。

アコースティックギターアップライトベース
竹の軽いスティックで叩かれるドラムと細い口笛のような、すすり泣く女の泣き声のようなテルミンの音色が渾然一体となって、本当に美しい世界を構築して行く姿が本当に見事ですから!
見てると、目から汁が出てくるし(鬼の目にも涙)

まあ、アレがあったので。
「うーん。今更、Rock Stock Versionって言われてもなぁ」
と警戒しつつ(謎)聞き始めたのですが。

最後のクライマックス。
右側からチェロの音が流れてきた時点で、「あ、ヤバイ」と思い。
でも、ソレは一瞬の出来事で、オーケストラは遠くに去ったようなので、
「やれやれ良かった。涙腺を刺激される所だったわい。またさわおに泣かされる所だった。危ねー危ねー」
とか思っていたら。
数秒後。
チェロはバイオリン軍団を連れて帰って来やがって!!

甘く優しい旋律が、終わった恋の面影を蘇らせて行きます。

恋が終わっとしても出会ったことで何かが、自分の中の何かが確実に変わった事を知るという事。
出会いと別れを繰り返しながらでも。でも、残るモノが確実にある。
ソレは未だに自分を照らし、こうやって生き続けさせてくれているもの。
その思い出はいつかボンヤリと薄れて、やがて消えてしまっても、でもその輝きは残る。

その輝きを抱きしめて、噛みしめる歌。
「もういいです。泣きます!」
バイオリンの音色に気持ちよく泣く。・゚・(ノд`)・゚・。

そしてこの流れだと、ついつい聴き入ってしまいますね>「ハイブリッドレインボウ」
うーん。やっぱり名曲だなあ。

古い録音ですが、未だに感動しちゃうもん。
コレは新録にしなくて正解ですね。
やっぱりこの演奏が(・∀・)イイ!!
「てるひこ」の音が(・∀・)イイ!!

んで、「ストレンジカメレオン」(Rock Stock Version)
実はワシ、最初、この曲が嫌いで<冷血だから(??;
「なんでこんな悲しい歌を歌うんだよ!」って感じで。
「この人は心の病気なのかしら?」とか思ってました。

いや、ピロウズの事も、さわお個人のパーソナリティもナニも知らない頃だから許してちょんまげ☆