山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

思いがけない助っ人登場

仕事から帰ろうとしたら夫からSMSが来た。
「今日、ボイスがとんでもない事をした」
なにおぉ??ガ━(゚Д゚;)━ン!

ボイスが一体ナニをー!?ヽ(`Д´)ノウワァァァン!
と気になって仕方ないので、すぐコールバック。
すると、夫、電話に出て。
「今日海に散歩に行ってて、松原の中でボイスを待たせてしょんべんしてたら、ボイスが何かを見つけて追いかけて松原から出て行ってしまって…」

ってアンタ、バカァ!?
なんで手を離すのよ。
シッコしている間もちゃんとリードを持ってなよ!

しかも、その松原の外は県道が通ってて、結構スピードを出した車がびゅんびゅん走っているような場所なんですよ。
カーブのすぐ横に松原から出てくる道があるので、人だって時々はねられちゃう様な場所ですよ。
ましてやヒトよりも目が悪い犬だったら…(??;

「ボイスが車にはねられて死んだらドーするのよ!?」
思わず電話口で夫を叱りとばすワシ。

ボイスのいない生活って正直、ワシ、全く考えられないんですけど。
11歳を過ぎた今でも、全く「その日」の心の準備が出来ていないんですけど。
ま、今こうやって夫と話が出来ているという事は、「たいしたことはなかった」って決着が既についた話だからなんでしょうけど。

「で?その松原から走って出て行ったボイスはどうなったのよ?」と訊くと、夫、
「ボイス、元気元気。どこが老犬だよと思うぐらい、物凄い勢いで走って行っちゃって、全然追いつけないのw」
笑い事ですか(??;

「そしたらさー、畑で作業している人が居て。『すいません、犬を見かけませんでしたか?』って訊いたら、そのおじさんが、『その犬?』ってオレの背後を指さしてて。振り返ったら、ボイスが居るんだよ!!w」
よかった、やっぱり大して遠くには行かなかったのねボイス。

「でねー、誰がボイスを連れていたと思う?ハルナちゃんのお母さんだよ!!ゲラゲラ」

<b>エーー(゚Д゚;)!!</b>
ハルナちゃん、もう何年も会ってない。二つ向こうの集落で飼われているキュートな雑種犬です。
ボイスと仲が良くて、ハルナちゃんのおかあさん(人間)も「ボイスくんボイスくん」と可愛がって呉れていたのよ。

たまたまボイスが道を走っているのを見かけたハルナちゃんのお母さんが、「ボイスくん何処行くの!?」と声を掛けてくれて、「こっちこっち」と誘導してくれていたようです。