山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

親子三人で登山

天気も良いし、仕事も休みなので、子供達を連れて登山に行きました。
いやなに、長女は遠くの友達の家まで遊びに出かけた(三国無双ヤリ狂い)ので、連れていく子供は次女とボイスだけどw

この辺り、海からいきなり山が始まっているという「海抜0メートルから上れる低山」がいくつもあって。
なかなか楽しいんですよ。

せっかくだから、桜が満開の駐車場に車を止めて、てくてく浜辺を歩いて貝殻拾いをしつつ山に登ってみました。
山に登る遊歩道は、今は廃墟になった浜辺のホテルの裏側から始まっています。

「お母さん、昔ココに魚を食べに来たことがあるよ」
と次女に言うと、次女、
「ココ、近くで見たら幽霊屋敷みたいだよ、怖いよ」
と怯えております。

昔は浜辺の綺麗なリゾートホテルで立派な施設だったんだけどねえ。
玄関を入るとプール状の大きな生け簀があって、そこに落ちた子供を間近に見たことがあるよw

以前、夫が勤めていたデザイン会社の春の社員旅行の一環だったと記憶していますが。
丁度今くらいの季節の25年ほど前に、このホテルに来た事があるんですよ。

当時のワシはココが福岡とも知らないで、「エライ田舎だわ」とビックリした事を覚えています。
まさか自分がこの近所に住むことになるなんて夢にも思いませんでしたねえ(^^;

確か、近所にラドン温泉が売り物の食べ物が美味しい国民宿舎もあったのですが、もうとっくに無くなっています。
寂しいねえ。
でも、おかげで野性味満点w
海水浴シーズン以外は、地元の人しか居ません。
海も抜群に綺麗。

25年前もこの遊歩道を上って途中まで登山したのですが、あまりの道の険しさにすぐ帰ってきた記憶があります。
今度はソレを踏破しようという趣向。

怖い幽霊屋敷の裏手に回って桜の花びらが舞い散る遊歩道に踏み分けて入ります。
「いっぱい窓ガラスが割られてて怖いよー」(((( ;゚Д゚)))と、次女。
「見ない見ない」と言いつつガシガシ上ります。

道は思いの外険しく(20代前半のワシが引き返すはずだ)道はそのうち、「岩をよじ登るコース」になっていきます。
老犬ボイスはさすがによじ登るのが難しく、ワシが下から尻を押して岩の上に押し上げてゆきます。
視界が開けた9合目まで上って風景を満喫。
「今度は別コースからこの山を責めよう」と心に誓うワシでした。