山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

野鳥とワシ

そう言えば、ココに書くのを忘れていたけど少し前に「オオタカ」を見たんだった。
仕事の帰り道、入り江をまたぐ橋にさしかかったら、やたらデカイカモメが足に魚をつかんだ状態ですぐ目の前を飛んでいる姿が目に入った。

「デカイカモメやなぁ?」と運転しながら見ていたら、どう見てもカモメじゃなかった。
「あれ?カモメじゃないのか?」とよくよく見たら、どう見ても猛禽類でw

「わー、あんな鳥、初めて間近で見た!」
と思いつつ、その特徴を目に焼き付けて、
「白い腹にグレイのトトロ模様。黒っぽい翼に白い顔。目の横には黒いぶっといアイライン」
と呪文のように唱えつつ、家に戻って早速日本野鳥類図鑑で調べる。

オオタカかー。初めてあんな間近で見たよ」と家族に自慢。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%82%AB

普段はトンビかサシバしか間近で見かけない(でも好きよ、可愛くて)ので、その姿の美しさ立派さにすっかり打たれてしまいました。
昔は鷹狩りに使われていた鳥。
普段はこの辺りでは見かけないので、越冬のために南下してきた個体なんでしょうな。

南下してきた個体と言えばw

昔、この家に引っ越してきた最初の冬。
家の近くで、真冬の田んぼにたたずむマナヅル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8A%E3%83%85%E3%83%AB
を見て腰を抜かしそうになりました。
間近で見ると無茶苦茶デカイ!
最初、その後ろ姿を見た瞬間、
「あ、近所のジイサンが畑の見回りに来ているのか?」
と思ったくらいデカかったです。

「ひー、ヒトじゃなかった、鳥だったー!」
思わず叫びましたね。
その個体はその後数年間、毎年ウチの近所の山の中の畑にたった一羽でひっそりと飛来しては、ひっそりとシベリアに帰って行ってました。

おそらく、観察していたのはワシだけ。
いつの間にか飛来して来なくなり早、10年くらい?

今の家に引っ越してからは本当に沢山の野鳥を見ます。
夏?秋頃の散歩中によく見かけるのはチゴハヤブサ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%B4%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%83%96%E3%82%B5
鳩くらいの大きさなのに早い早い。
草刈り鎌みたいな形の翼で風を切って、スーイスイと滑るように飛んでいきます。

野生の生き物はどれも気高く美しいですな。