うん、やっぱりNHKの朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」は面白い。
第一回から、ズーと見続けていますよ。
長年、田辺聖子のファンなので、その科白の中に著作にも出てきた言い回しとかが出てくるのが物凄く嬉しい。
一応、「原案=田辺聖子」って事になっているので、勿論、作品はフィクションとして楽しむべきだろうし、藤山直美は全然「おセイさん」に似てないのだが、その物語の根幹というか、精神みたいなものは実に巧い事「田辺聖子ワールド」になってて、嬉しい一方である。
どうかすると、朝から感動して泣いてしまってorz(年をとると涙腺とかアチコチ緩くなっちゃってねえ<前作の「純情きらり」では「てめー、大概にしろよ!?てめーみたいな女はワシの敵だー!!」とか怒り狂ってたのにこの変わりよう)
仕事に行くのに難儀しております。
科白が、いい具合にコッチの予想を裏切ってくれる。
「普通のドラマだったら、ここで『アリガトウ』とか囁くように言わせて、視聴者の感動を否が応でも誘おうとするんだよなあ」と諦めモードで画面を観ていると、いい具合に裏切ってもらえる。
無言で子供の背中を撫でてあげたり、恥ずかしがって布団に潜り込んだりとか。
ちょいとした俳優達の仕草で朝から、ハッピーな気分になれて、「なんとなく元気に今日も過ごせそう」と思わせてくれる。
コレが朝のテレビ小説の本来の味だよねえ。
それと、今回のこの「芋たこなんきん」にはなんと、NHK始まって以来ではないか?
朝ドラなのに、「朝から中年男の色気がムンムン」よ?(半笑)
知っている人は知っているけど、ワシ、「若い男」がダイキライなので、この「中年男の色気ムンムン」って状態が嬉しくて嬉しくて、タマランのですわ!!(力説)
国村隼はもともと好きな俳優だったけど(「萌の朱雀」でもその色気が突出してて、「田舎にこんなオサーンはおらん!!」と思わず語気を強めてしまったワシ)、この「カモカのおっちゃん」サイコーやわあ♪(はぁと)ですよ。
勿論、本物のカモカのおっちゃんとは全然違うておられはりますけど。
コレはコレで、「きっと朝からコレを楽しみにしている奥様方は多いんだろうなあ(ワシを含めて)」と予感させるものがあって、よろしいですな。
ひさびさにDVDに撮ってまで観てますよん。