山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

最初に聴くべきアルバムは何?

いや、「フリクリ」の話しは続きませんがね。
ワシ、どうもあのアニメの、音楽とアニメの合わせ方には不満な部分があって、
「いや、そうじゃないだろ、ココは!?」と言いたくなるので以下略。
YouTubeとか観ると、やはりアメリカ人にもそう思う人は多いらしく、
勝手に激しくピロウズの曲に合わせてAMV
(=Anime Music Video=アニメを勝手にサンプリング編集して、PVみたいに仕立てて
作ったものを、アメリカの若者はこう呼称する)を作成しては大喜びしてますしね。
(余談になるが、ピロウズの曲に合わせて短編映画を撮っているアメリカ人も居る。
コレが結構ウマイ。映画学科の生徒の卒業制作作品らしいが)

まあ、つまりはこの「フリクリ」によって、期せずしてアメリカでピロウズの人気が出た
というのが「不思議ねえ」という話しですね。
(日本じゃ相変わらず「普通の人は知らないバンド」ですが)
アメリカで「フリクリ」がテレビ放映され(2002年ぐらい?)、全米の少年少女に
「なんだかよくワカンナイけど、物凄くカッコイイものが日本からやって来た!」という
受け止められ方をされたようです。
それをきっかけにアメリカではラジオでピロウズがオンエアされるようになり、多分、
今ではアメリカで有名な日本のロックバンドといえば、ラルクピロウズかってモンらしいですよ。
…日本じゃ考えられませんが(--;

そして「フリクリ」最大の功績は、「素晴らしいサウンドトラックCDを廉価で出してくれた」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0008JH6DW
という事だと思います。
リマスタリングされたいい音で、ちょっと前(1996?2000)のピロウズの代表曲を
思う存分たったの2千円で聴けるんですからね!

多分、本家ベストアルバム「Fool on the Planet」(2001年)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005HSUZ/sr=1-2/qid=1158645602/ref=sr_1_2/250-6884001-7242625?ie=UTF8&s=music
より初心者にはとっつきやすいと思います。
本家ベストアルバムは第二期ピロウズの曲も入っているのでかなり戸惑います。
フリクリサウンドトラック(3)」の方が、ちゃんとバンドの方向性が
完全にロックに切り替えられた(第三期)以降からの選曲なので、今のピロウズに近いし、
イメージしやすいと思うのですよ。

かような理由から、「はじめてのピロウズ」として「フリクリサウンドトラック(3)」
は本気でオススメですよ。