山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

食育ってなんだっけ?

NHKスペシャルを親子で見る。
「子供の食生活は今、いかがな事になっておるのか?」な番組。
ウチは食べ物には気を遣う方で。極力、「子供の好き嫌いを撲滅する方向」で日々、努力している。
泣こうが喚こうが、「今日の夕飯のメニューはコレです」と作って出したものは問答無用で食べさせる。
子供の好き嫌いは関係ない。
「何でも美味しくいただく子供」が目標なので、カレーも基本、大人と同じものを食べさせる。
麻婆豆腐も同様。
肉魚は勿論、野菜、山菜、珍味に香味野菜。ゴーヤに合鴨のロースト。皮蛋(ピータン)にチャービル、イタリアンパセリ
なんでもかんでも「基本、大人と同じもの」を食べさせる(薄味なものであれば、生後10ヶ月ぐらいから)

なので、この番組中の親御さんには呆れてひっくり返ってしまった。
「子供が好きなものしか食べさせない(子供に泣かれたくないから)」という食育方針。
「なに?子供を早死にさせたい遠大な作戦なのこれは?子供に保険金でもry

「子供が野菜が苦手だから」と、鼻から野菜を一切与えない食卓。
「子供が好きなもの」しか与えない食卓。朝からサイダーや菓子パン、果てはチョコバナナしか出ない食卓。

「ウチはビンボーだけど、食卓だけはいつも豊かだなあ」と我ながらシミジミ思った。
(ウチは賞味期限にはあまりとんちゃくしないが、食品添加物には気をつける_そんな家風)
「え?世間の普通の家って、ポタージュスープってインスタントなの!?ウチじゃお母さんがタマネギ炒める所から作っているよ?」と我が娘が驚愕している。
「ウチじゃ、チョコバナナってのはお母さんが朝からカスタードクリームとホイップクリームを作ってくれて、朝食の後のデザートとして食べるものなのに、なに?普通の家では出来合いを買ってきて、朝ご飯として食べるものなの??」と叫んでいる。

番組中の「好きなものしか食べさせない家庭」の子供も母親も_言っちゃ悪いが、みんなだらしない表情なのが一番イタカッタ。
なんで親が子供のご機嫌取りみたいな事をするんだか。
子供の好き嫌いの多さは親の恥だと。何故、思わないのか。
理解不可能な家庭環境の人が多くて番組中何度も閉口する。

ウチの娘は怒髪天になってて、
「子供だけじゃなくて親ごと入院させて食生活の根本からたたき直せ!!」と言う。