山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

Kid Napping Music

昨日の日記のタイトルが何で「ル??ル??ルルルル??♪」なのか?というと、文末が「と思う訳で。」だったので、思わず「北の国から」(古)を思い出しちゃったのと、昨日の日記のネタだったイエモンに、「夜明けのスキャット」のカバーがあったので、それを二つ掛けてみました。って事です。
きっと誰も気がつかない(断言@自信)
そしてそのどっちの曲もこの「ルルル??♪」の鼻歌でイケル&歌えるじゃないか!!という事実にも多分誰も気がついてないですね(^^;

とまあドウデモイイコトは置いといて(と、ジェスチャーで「置いといて」のポーズを鮮やかに決めるワシ<このネタを知っている人は40才以上である)
ナニカを日記に書こうと思っていたのだが、あ、そうそう。

ピロウズのライブを見て以来、「この感じ、どっかで感じたモノと似ている&そういう風な記憶がある」と自分の記憶の中でイメージの味わい(?)の検索をしていて気がついた。
「あ、そうか『人情紙風船』か」とハタと気がついた。

「人情紙風船http://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=5680
http://www21.ocn.ne.jp/?kobataka/cinema/kamihusen.html
戦前の天才映画監督・山中貞雄(いま気がついたが「山中さわお」と一文字違い_爆笑)の遺作となった映画である。
江戸に生きる市井の人々の貧しくも悲しい残酷な話しなんだが、この中に「しんざ(新三)」というキャラクターが出てくるんだが、コレが粋でいなせな髪結いの男。
この男の印象がまんま、ピロウズのライブの印象と重なったのだ。
(なんか、もしかしたら、ワシ、ものすごくとっちらかった事書いているか?)

この「髪結い新三」という男、もともとは歌舞伎に出てくる有名キャラクターらしいが、それを膨らませて山中監督はこの「人情紙風船」に使ったらしい。
もともとの新三は、「梅雨小袖昔八丈」という演目の中で、町娘をかどわかして、その身の代金を見込んで「初ガツオ」を買うというなかなか粋でいなせな悪い男の役らしい。

ま、「若い娘をかどわかす」ってのは確かに通じるわな。
「ロックミュージックに我が子が身も心も持っていかれてしまう」ってのは親にとってみれば、いわば、「子供が誘拐されたようなもの」だしね。