山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

わんこスペシャルで号泣

寒いー。朝から冷え込み、強風が吹き荒れる。
黒い雲から粉雪も降ってきた。
粉雪は風に集められて、道の上をクルクルと螺旋を描いて吹き飛ばされてゆく。

朝から暖炉に火を入れる。
この感じでは一日中暖炉を点けてないと寒いな、今日は。
夕べの残りのシチューに火を入れて、冷やゴハンで焼きオニギリを作る。

子鬼を幼稚園に送ったら、産直食材直売所で野菜を購入。
日曜日に珍しく、ダイエーで野菜を買おうとしたら、あまりの値段の高さと野菜のヤレ具合に目玉が飛び出したので、視神経ごとブラブラと頬の上で揺れる両目玉を眼窩に戻すのが大変だったのよ(冗談です、念のため)

直売所では豚バラ肉も購入。
珍しく、聖護院ダイコンなんかもあったので、普通のダイコンと一緒にソレも購入。
年末に頂いた聖護院ダイコンが激ウマだったので、「あの夢よもう一度」と購入した次第。

家に戻ったら、「ザ・マチカネタンホイザー状態」のボイスがベンチの上から高々と高い飛距離でもってジャンプして飛び降り、シッポを振ってワシを歓迎。
「さ、さ、さ、散歩に行きましょう!」とワシを誘う。
寒いので体調が絶好調らしい、ボイス。
「はいはい、散歩に行こうな」と荷物だけ玄関先に置いて、そのままリードを持って散歩に出る。

粉雪混じりの強風の中、マフラーに顎を埋めて山道を下る。
ボイスはこの寒さが嬉しくてタマラナイらしく、シッポをピン!と振り立てて、足取りも軽やかに散歩する。

実はウチの近所に某有名ミュージシャンのご実家があるのだが、その家の隣の家が何故か犬を放し飼いにしている家で、その放し飼い犬がワシらをストーカーしてくる。
イキナリ背後から襲ったりはしないのでまだマシではあるが、なんとなく隙をうかがうような素振りを見せるので気味が悪い。
ボイスも「ナニ?」と振り返り振り返り散歩するし。
ストーカーされながらの散歩は楽しくないゾ。

午後は珍しく一人になったので映画鑑賞。
『スカートの翼を広げて』(1998年イギリス)
ナンというか・・・久しぶりにメロドラマだし、しかも全然燃えなくて、不完全燃焼な映画を見た気分。

夜は夜で「きょうのわんこスペシャル」をご飯を食べながら見て、夫婦で号泣。
飼い主のお墓に毎日墓参りに行くわんこの物語で。
「やっぱり、飼い主はわんこより先に死んじゃイケナイよなあ、絶対」と改めて思う。
飼い主の腕の中で死ぬのがワンコの幸せ。