山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

帰ってこないダンナ

今朝の気温は零下3℃。
朝起きて、真っ先にヤルのは暖炉の火入れ。
新聞を取りに玄関を出たら、ボイスが後ろアタマに雪を降り積もらせて小屋の中で寝ていた。
「サブイよなあ、ボイス」と声を掛けて、ナニゲにボイスの水飲みを見たら、ガチンゴチンに凍っている。
外は夜明け前で暗闇だが、なんとなく白い。白いぞ!風景が!?

子鬼の弁当を作って、朝ご飯の準備。
夜が明けてきたので外を見やると、「真っ白」
路面も凍結しているし。雪がガンガン真横に降っている(o_ _)o

「今日、幼稚園に送る自信がないんですけど」とダンナに泣き言を言う。
「じゃあ、オレが送ろう。ユックリ運転すればダイジョウブだろう」とダンナ。
いつもよりヤヤ遅い時間まで待っていたが、雪の降り方はいよいよ酷く、路面の凍結も一向に溶ける気配がないので、ダンナ、子鬼を連れて幼稚園に旅立つ。
「どうか、ご無事デー!」降りしきる雪の中、ボイスと一緒に出かける子鬼&ダンナを見送る。

と・こ・ろ・が。

待てど暮らせど、ダンナが帰ってこない!
出かけて二時間経つのに帰ってこない!!
「どこかでスリップ事故とか衝突事故でも?」とオロオロしてしまう。
ケータイを持たずに出かけたので、連絡が取れない。

思いついて幼稚園に電話。
「子鬼は幼稚園に無事着きましたでしょうか?」と確認。
「はい、もう来られてますよ」との返事。
どうやら雪によるラッシュで帰りが遅れているらしい。

どうにもこうにも心配で落ち着かないので、パンなんか捏ねて焼いてみたりする。
コレがマタ美味しくできて、「大したモンだな、こりゃ」<レンジで45分でパン作りのレシピによる。

そうこうしていると、ボイスのすすり泣く声が聞こえた。
見ると、ダンナが帰宅。
「無事だったのね!」と思わず言う、ワシ。

「もう、スゴイスゴイ。堤防沿いの道で一台、JAの前で一台、セブンイレブンの角で一台スリップ事故の車両が道をふさいでいて、幼稚園に辿りつかねえったらナイの」だった。
ダンナが事故に巻き込まれなくて良かったー!
「帰り道は15キロくらいで帰ってきたよ」との事。
いつもは片道13分の道のりが往復2時間以上もかかってお疲れさまでした。

「じゃあ、ボイスの散歩はワシが行くわ」と長靴を履いて、散歩に出かける。
外の世界はまだ路面凍結とブリザードの世界。
雪が横殴りに吹雪く。
でも、ボイスと歩けばスグに体も温まって、快適快適。